今週のテーマは【 メールの敬語 】です。
「残念な敬語の使い方」として
1.「ご出荷が遅れる」
2.「ご連絡いたします」
3.「お伝えしておきます」
4.「お送りしていただく」
5.「もらえないでしょうか?」
などの言い回しを取り上げ、残念な点の解説と
言いかえ例を紹介します。
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< 残念な敬語 > 4.「お送りしていただく」
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下記の文章を削除したデータをお送りしていただけますか?
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上記の文章は一見、正しいように見えますが
「お送りしていただく」という敬語の使い方に問題があります。
「お~する」は、自分が相手のためにすることを表す謙譲語です。
「データをお送りします」
のよう使います。
しかし、上記の文には
「お~いただく」という尊敬語が使われています。
上記の一文は、相手にデータの送付を依頼する文です。
主語は相手なので、尊敬語「お~いただく」を使うのですが
尊敬語のつもりで
謙譲語「お送りする」を使っているうえに
尊敬語の「お~いただく」を付け加えています。
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