■「お金を稼ぐ」にはどうする?
お金が欲しい、お金持ちになりたいといいながら、お金の悪口を言
う人がいる。だが、お金は自分の悪口をいっている人のところへは
行かない。お金持ちになりたければお金の悪口を言うべきではない。
お金に好かれたいなら、お金を好きになることだ。お金が果たす役
割を正しく知ることだ。買い物には多くの人が関わっている。彼ら
は、誰かがモノやサービスを買うからお金が稼げる。
お金を稼ぎ、使えば、たくさんの人たちに貢献でき、喜ばせること
ができる。「お金の果たす役割」とは、人を喜ばせることであり、
人の生活を豊かにすることなのだ。
お金を稼げば稼ぐほど、たくさんの人に貢献できる。そのことを知
っておるべきだ。そうすれば、お金を好きになることができる。そ
の結果、お金からも好かれるようになるはずだ。
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お金があれば、好きなことをしたり、好きなものを買ったりできる。
それがお金を稼ぐ目的だが、それ以外にもメリットがある。それは、
稼ぐプロセスの中で、自分を成長させることができることだ。
お金を稼ぐには、世の中が何に困っているかをリサーチする観察力
が必要だ。お金を払ってもらえる商品やサービスを開発する企画力、
さらには開発した商品を売り切る営業力も必要だ。
すべてのことを一人でやりきることは難しい。だから多くの人とつ
ながりながら、協力してもらえる関係性を作り上げるコミュニケー
ション力も大切だ。お金を稼げば、こうしたスキルが身につく。
「お金を残すことは大したことではない、商売を成功させるのも普
通のこと、大事なことは人を育てることだ」という。だが、お金が
なければ商売はできず、人を育てることもできないのだ。
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お金を稼ぎたいなら、お金を増やす方程式を知ることだ。すなわち、
「自分が稼げるお金=お金を払ってくれる人×もらえる金額×お金
をもらえる回数」というものだ。
稼げるお金を増やすには「お金をくれる人を増やす」「もらえる金
額額を上げる」「お金をもらえる回数を増やす」の3つの方法があ
るのだ。
要素を分解して考えることで、具体的にどう行動すればいいのかが
わかる。行動がわかれば対策を立てることができる。それを実行す
れば、自分の力でおこづかいを増やすことができるはずだ。
お金は、お困りごとを解決してくれる人に集まる。だからお金を稼
ぎたければ、困っている人を見つけて、その人に解決策を教えてあ
げればいい。周りを見て困っている人を探してみることだ。
周りの人がどんなことで困っているのかを観察する。そして、どう
したらその困りごとを解決してあげられるかを考えることだ。この
考え方は、一生役に立つはずだ。
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相手の困りごとが、自分が解決できるものではない時でも、その依
頼は断わるべきではない。自分で解決できない困りごとなら、解決
できる人を探して紹介してあげればいいのだ。
そんなことをしても、自分の財布には1円もお金は入ってこないか
もしれない。だが、代わりに大切なあるものが貯金される。それが
「信用」だ。信用は、お金と同じように貯めることができるのだ。
ただし、貯金のようにすぐに下ろすことはできない。おろせるのは
次にその人が困った時だ。信用を貯めておけば、その人は次に困っ
たことが起きた時、真っ先に自分に相談してくるはずだ。
だから、困っている人が目の前にいたら、その人の困りごとを解決
してあげようとするべきだ。こんなことをしていても、半年や1年
ぐらいでは、それほどの差はつかないかもしれない。
だが、3年、5年、10年と経てば、変わってくる。目先のお金だ
けを追いかけている人と、将来を見すえながら信用という貯金をし
ている人とでは稼ぐ金額に圧倒的な違いができているはずだ。
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