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Vol.208 日本におけるアメリカン·トラディショナルの誤りを糺す Part 6

ケン青木のニューヨーク流、世界に通じる男の服装・演出術
 なかなか核心に迫れませんですね(苦笑)、そのポイント、そしてその理由といたしまして、日本における 洋服製作が思いの外大変なのだ、ということを申し上げたかったのですが、前置きが随分と長くなってしま いました。  その第一の理由は日本の、特に大平洋側の気候にあるのです。夏は高温高湿度、そして冬場はその全く逆 の低音、低湿度。  一体それがどうした!?という声が出てくるかとも思いますが、羊毛製品を取り扱う、生産者側である場 合、前回、前々回と申し上げて参りました様に羊毛・ウール地は極めて温度にもまた湿度にも敏感なのです。 その様な観点から、日本の太平洋側は世界でも有数の、ウールのスーツを作製するのに条件が厳しいエリア なのです。

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  • ケン青木のニューヨーク流、世界に通じる男の服装・演出術
  • 皆様初めまして、ケン青木です。ニューヨークで紳士服の仕事を始めて26年。世界に通じる紳士服について御一緒に勉強を深めて行きましょう。着物に決まり事が沢山あります様に、西洋の伝統的紳士服にも決まり事はあり、それらを正しく知る、即ち彼らの価値観を正しく理解することなのです。多くはビジネスの相手、他者へ敬意を表すものです。20代半ばを過ぎましたら、自分ではなく他人のため、礼節として御自身の身支度を整えることに是非御心掛けいただければ、と。そのための重要ポイントについて、ファッション・流行とは別の角度からお話して参ります。
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