▼▽▼ Vol.401
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佐高信の筆刀両断~テロの先例~
2022/7/15
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◆目次
1・筆刀両断 テロの先例
2・会えなかった人(27) 西山太吉の妻、啓子
3・雑記
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1・筆刀両断 テロの先例
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1960年10月12日、日本社会党委員長の浅沼稲次郎は
日比谷公会堂の壇上で演説中に17歳の少年に刺殺された。
選挙を目前にした3党首立会演説会でテレビで放映していたため、
その瞬間も“実況中継”のようになった。
「問答無用」のシンボルともいうべき61歳の浅沼の巨体を「問答無用」のナイフが斃し、
その命を奪ったのである。
「ああいう奴が左翼にいるっていうのは口惜しいことですね」
浅沼を殺した山口二矢は、浅沼について、こう語ったという。その魅力を認めてである。
「人間機関車」と綽名された浅沼は、東京は深川のアパートに住み、
部屋の窓から、表の紙芝居を近所の子どもと一緒に見ながら、
「翻訳社会主義では労働者は動かないよ」
と言って、全国をかけめぐった。
テロが起こった時は、社民党現党首の福島瑞穂は4歳だったが、
のちに、社会党支持者の両親から、その事件のことを聞かされる。
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