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今回はメインコラムから! 1. メイン「銀行とP&Gとライブドアとラムチョップ」 ─ 日本で唯一の数奇なキャリアを歩んできた筆者が、実際に見て、聞いて、体験した「ここだけ」の話の数々。単なるゴシップに終ることなく、それぞれの会社への愛情を込めて、皆さんのお役に立てるお話を綴れればと。 『ブランドとブランディングとブランド資産』 2〜3ヶ月に1回くらいは「ブランドってなんぞや」という論議に巻き込まれ、半年に1回くらいは僭越ながらブランドに関する講義めいたことをしています。 それが何年たっても続くから、即ち、「ブランド」って普遍的な議論の対象なんだろうなと。 このメルマガでも以前にブランドについて記しました。 マフィア?帝国?P&Gのリアルな日常編:第4回『ブランドって何?』(本メルマガ 2018年6月12日号) https://www.mag2.com/archives/0001681545/2018/6 以下はその当時のメルマガのイントロからの引用です。 ------引用ここから 「ブランド」と聞くと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? ルイヴィトンなどの高級バッグ? あるいはアップルのiPhoneとか? もしかするとナイキのスニーカーかも? そこで思い浮かべるイメージはまさに「ブランド」です。 もう少し詳しく掘り下げてみましょう。 あなたがスマホを買いに行ったとします。 あるスマホには見覚えのあるリンゴのマーク。 もう一つには何の印もついていません。 機能は全く同じという説明で値段はどちらも2万円。 選択肢がもしこの二つしかなかったら、多くの人がリンゴのマークがついている方を選ぶのではないでしょうか? では、もしリンゴの方が2万円。 無印の方は1万円だとしたら。 ひょっとすると1万円の方を選ぶ方も出てくるかもしれません。 でもまだリンゴのマークを選ぶ方の方が多いかも。。。 じゃ、なぜ後者の人は、わざわざ倍の値段を払うのでしょう? 言い換えれば、何に対して余計なお金を払っているのでしょう? それはリンゴのマーク、すなわちアップルのiPhoneというブランドに対して余計なお金を払っているわけです。 即ち、「ブランド」とは ・他者/他社と自分/自社を区別し ・対価を払ってでも自分/自社を選ばせる ための強力なマーケティングの武器ということになります。 今回は最近の僕のまわりでの議論も踏まえて、もっと端的でわかりやすくブランド、そしてブランディング、ブランド資産について記してみたいと思います。 そもそも論としてブランドに対する定義がみんな違っている笑 ブランド=高級品としてみたり、はたまたただの印に過ぎないといってみたり。 ------引用ここまで ここは一つ、例題でいってみましょう! 「ドラマ『六本木クラス』に出てる平手友梨奈、いいよね!完全に『欅坂』ブランドから脱却したよね」 最近の飲み会で出てきそうな話題でしょ。 え?ドラマ観てないって? 大丈夫、僕もまだ観ていないから笑 このお題で言いたいのは、こんな感じでブランドという言葉を使うシチュエーション、よくありませんか?ってことです。 で、そのとき話している人同士はなんとなくブランドという言葉に共通認識があって、なので会話は違和感なく進んでいくと。 ということはですね、あえてブランドの定義なんて考えなくてよいのかと。 なんとなくみんな意味が通じ合って、別に困ってないんだから笑 はい、なので今回のメルマガはこれで終わり! ってわけではございません、もちろん。 ブランドの定義なんて考えなくていい。 もしもあなたがブランドをあなたのマーケティング=商売の武器にしなくてもよいのならば。 僕は幸か不幸かビジネスマンなので、ブランドを常に意識し、それを構築していく活動=ブランディングを意識しています。 上掲の以前のメルマガからの引用にもあるように、 「ブランド」とは ・他者/他社と自分/自社を区別し ・対価を払ってでも自分/自社を選ばせる ための強力なマーケティングの武器 だからです。 じゃ、なんで「ブランド」は「対価を払ってでも自分あるいは自社を選ばせる」ことができるのでしょう? そこにブランドの定義があります。

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