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貞子第二メルマガ:インフレという名の魔物が一旦「魔法のビン」から飛び出したならば、高インフレは簡単には収束しない!

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/07/15
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不透明感の強い相場が続いています。 アメリカ社会の中では、「どの程度の景気後退ならば人々が我慢で きて、どの程度の高インフレまでならば人々は耐えられるの か???」いった点で「明快なコンセンサス」がまだ出来上がって いません。これが、市場の不透明感につながっているように見え ます。 さらに、「高インフレは、根こそぎ根絶やしにしなければ、しばら くすると息を吹き返して、また猛威を振るい始める。人々はそれ を我慢できるのか????」といった点も、近い将来「大きな問 題」になり、議論を呼ぶことでしょう。 この「不透明感」に乗じるように、内外の株式市場ではヘッジファ ンドなどの投機筋が暗躍しています。 私達はこの投機筋に流すデマゴーグに振り回されないためにも、 以下の二点は肝に銘じなければなりません。     ↓  ↓  ↓ ・高インフレという魔物が魔法のビンから一旦飛び出してしまっ たら、その高インフレは簡単に収まったりはしない。 高インフレという魔物を退治するには、一般には数年に及ぶ長い 時間とインフレ率を上まわる高い金利が必要だ。 ・金融政策が実態経済に効き始めるには半年から1年のタイムラ グが必要。アメリカ経済がリセッション入りするには、まだまだ 半年か9か月のタイムラグが必要!!! 案の定、7月13日発表の「アメリカの6月の消費者物価指数」 は、総合で前年同期比9.1%、コアで前年同期比5.9%と、事 前の市場予想を大きく上まわる高い水準でした。 この13日の「消費者物価指数」の発表が引き金となって、内外の 株式市場は下落トレンドに入ったように見受けられます。 13日発表の「アメリカの6月の消費者物価指数」では、猛威を振 るう高インフレはそう簡単に収束しそうにないこと、 パウエルFRBの引き締めはまだ始まったばかりで、FRBは今後と も高インフレ退治のための引き締めを継続させるだろうというこ とが、改めて確認されたかっこうです。 折りしも、アメリカ国内のマネーサプライ(M1+M2)は、20 22年に入ってから増えることはあっても全くもって減少してい ません。 アメリカ国内の個人消費は未だに旺盛です。 個人消費が実質で減少し始めていると言っても、その減少率は依 然「ゼロコンマの世界」でしかないのです。 たいていの中間層以上のアメリカ人は、物価高に不平不満を言い ながらも、物価高に食らいついてゆくかのように、旺盛に消費を 続けています。 続けています。 1バーレル100ドル台を一時的に割り込んだ原油価格も遅かれ 早かれ上昇してゆくことでしょう。

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