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/ 2022年7月15日発行 /Vol.523(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.海外の人気ドラマが、ほかの国でリメイクされることが多いですが、松尾さんは映画のリメイクにご興味あったりするのでしょうか? あるいは過去の映画やドラマで、自分でリメイクしてみたいものや、リメイク版を観てみたいものはあったりしますか?(30歳、男性)
A.『復讐するは我にあり』っていう、今村昌平さんの連続殺人犯を描いた映画があるのですが、なぜか毎年、無性に見たくなる時期があるのです。緒形拳と三國連太郎の演技が素晴らしいというのもあります。しかし、映画全体の不気味さが私の心を刺激してやまないのです。DVDでも持っていますが、今はサブスクでいくらでも観られますから、テレビつけてU-NEXTに繋げば、DVDの出し入れ(これ、急激に面倒になりましたね)もなしに、とんとん拍子に『復讐するは我にあり』をテレビで観られるのだから、その点に関しては、いい時代になったと言えるかもしれません。決して、普通に金曜ロードショーとかでやるような映画ではないですし。これは、映画としての完成度が非常に高いのですが、もし演劇化して大人計画で上演できたら、と夢想したりします。三國連太郎の役は村杉蝉之介でしょうねえ。ちなみに『六本木クラス』には一ミリも興味はございません。
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