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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年7月16日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  新型コロナの第7派に突入した。    しかし、この国は相変わらず、法治国家であるのにもかかわらず、何事も「お願い」ベースで物事が進められている。    いまやアフリカにも劣る、PCR検査数という、この日本の「発展途上」ぶりに呆れるほかない。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  追悼 安倍元首相の死を悲しむとともに、言論弾圧の声にNOを! --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  安倍晋三元首相(67)が8日午前11半ごろ、銃で撃たれ、午後5時過ぎに死亡が確認された。 英BBCの記者は、この規模の政治的暴力事件として、1986年にスウェーデンで起きたオロフ・パルメ首相の殺害を挙げている(1)。  また、記者は次のようなことを書いている。  「この国では近年、別の種類の犯罪が繰り返されるようになっている。目立たず物静かで孤独な男性が、誰かや何かに恨みを募らせ、暴力に至るタイプの犯罪だ。  2019年には、京都市のアニメ製作会社「京都アニメーション」が男に放火され、36人が犠牲になった。被告は警察に、「京アニに小説を盗まれた」と逮捕直後に供述していたという。」  この日本で、明らかに不穏な事件が続いているのは事実。どのようなことがあっても、人が人を殺してはならない。それは、死刑であっても同様だ。  現代の世界ではEU加盟国は、もちろん、東アジアでも死刑廃止国がほとんど。  東アジアで死刑制度が残っている国は、中国と北朝鮮ぐらいのものであり、いまだに死刑制度に賛成する「親中国」「親北朝鮮」的な言動は慎むべきだ。 目次 ・「追悼」と「批判」、「評価」とを区別できないマスゴミ ・「平和憲法」があったから、日本の治安が良かった。市民の暴力装置からの隔離を ・早くも始まる、言論弾圧の危機 「追悼」と「批判」、「評価」とを区別できないマスゴミ  しかしながら、事件一報後、安倍氏の死去が明らかになっても、「追悼」と「批評」、「評価」との区別をまともにできない人物やマスゴミがいまだ多数存在する。 「ホリエモン」こと堀江貴文氏は、自身のYouTubeチャンネルで、  「今回の件、全貌はつかめておりませんけど、殺意があって安倍さんを殺そうとしたと犯人は言っているということで、僕はSNSの影響とかで安倍さんが悪者である、正義の鉄槌を下さなければいけないみたいな考えなんじゃないのかなと考えるとですね、やはり安倍さんを悪者扱いしているようなSNS、マスコミの言動をあおってる人達、いわゆるアベガーという人たち、僕はその人達の影響が大きかったんじゃないかと断定はできないけれど、私はそういう風に予測しております。」 と事件の背景を推察(2)。読売新聞にいたっては、  「戦う政治家」安倍氏の首相退任後も中傷続・・・批判が先鋭化・演説を妨害(読売新聞オンライン、(3)2022年7月9日) とし、「批判」を「中傷」であると言い換え、言論統制の片棒を担ごうとする。もちろん、「追悼」と「批評」、「評価」は別物である。しかし、そのことを区別できない人間が多い。 ・「平和憲法」があったから、日本の治安が良かった。市民の暴力装置からの隔離を  海外の研究により、日本の治安の良さは、市民の暴力装置からの隔離を徹底的にしていることであると評価されている。

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  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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