世に巣くう「詐欺師」たち

【目　次】 １）　金集めに奔走する宗教団体 ２）　沖縄の米軍基地 １）　金集めに奔走する宗教団体 　 安倍元首相が凶弾に斃れた。 真相はまだ完全に明らかにはなっていないが、犯人の特定宗教団体に対する恨みが、関係のない安倍首相に向けられたという。 犯人の母親が宗教団体に入信し、１億円の寄付を行なっていたという。そのため犯人の家庭崩壊につながった。犯行そのものにはまったく賛同するものではないが、宗教団体に家庭を破滅させられた点には同情の余地があるかもしれない。 宗教団体の幹部が記者会見を開き、「寄付を強制したことはない」と言われていたが、果たして……。信者をマインドコントロールして集金するという手口はありそうだ。 以下、今回の事件の発端となった宗教団体とは異なるが、ワタシの知り合いで2人ほど、その奥さんが新興の宗教団体に入信し、家庭内トラブルになった事例を紹介しよう。 （はるか以前、このネタを披露した記憶も残っているが、タイムリーなので改めて紹介する） 知り合いの元大手出版社社員・Oの奥さんが入信したのは新興宗教団体K。教祖のご真影や壺などを購入させられていたという。写真1枚数万円という価格は、一般常識からすると法外だろう。当然のことながら夫婦間でケンカとなる。 Oは、奥さんとともに地区支部の集会にも乗り込んだ。 そしてあるとき、 「ヤスツネも付き合え」