【痛くない死に方　2022年第28号】コロナで死ぬと、葬儀代が30万円負担増？　なぜ？

２０２２年　第　28号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。いつもより早い梅雨明け宣言があけて１週間以上経った今になってこの雨の日々。 センジョウコウスイタイ、なんていう言葉、昔はなかったよね？ 日本がどんどん僕の知らない国に なっていくような気がする。 今週はまず、皆さんに、いろいろな「ありがとう」を申し上げたい。 まずは先週の土曜日。リッツカールトンの僕の講演会に来てくださった皆様。 ありがとうございました。僕は、長尾クリニックの院長から名誉委員長となった。少しずつ、 重い荷物を下ろしていく。いつもの講演会と違い、僕の医者人生を駆け足で振り返り、「ほどほどに 生きる」をテーマにお話しした。僕の半生を一緒に振り返って下さった皆様ありがとうございました。 そして今週の水曜日、久しぶりに書店でのイベント。もう５回近以上登場させて頂いている、東京 の老舗書店、八重洲ブックセンターさんで、『ひとりも、死なせへん２』の出版イベント。 なんとこのメルマガとブログでちらっとお伝えしただけで、定員50名があっという間に満席御礼 となってしまった。書店さんも驚いていた。 天候不順で飛行機が遅れに遅れ10分弱、待たせしてしまったが、温かく、出迎えてくれた。 この１年の僕の苦悩と、今僕が見ているワクチン症候群についてお話させていただいた。 しかし、公演中も胸の携帯のバイブは震えっぱなしだ。第７波で陽性になった人と、ワクチン 後遺症で苦しんでいる人の電話が、交互に入るような状況だ。 これからしばらく、えらいことになりそう……しかし、誰も重症化していない。 もうここまで流行したら、コロナにかかることは避けられない。かかっても、重症化しなければ いいだけの話。多くの人は、陽性判定されてもケロっとしている。症状のある人は、数日の発熱 と、今回は下痢症状のある人が多い。 平日の夜にもかかわらず、皆さんが待っていてくれたことに感謝。ありがとうございました。 この日は、僕が尊敬する神経内科医のドクターも来てくれた。ワクチン後遺症と自律神経の関係 について、しばし話をした。学会もリモートとなった今、彼と直接会うのも、３年ぶりだ。 やっぱり直接会って意見交換をしたほうが、脳がどんどん刺激されて、新たな知見を得ることが できる。mRNAワクチンでやられるのは、実は自律神経なのではないか？　そんな仮定の話を、 ひとしきり彼と意見交換した。彼も僕と同じ考え。医療はすべて、「仮定」から始めるもの。 それを、「そんなエビデンスはない」で一蹴する医師は、ただマニュアル通りに動く医療ロボ ットと変わりない。そういえば、ミスリード大賞（笑）にノミネートされていた、某長崎大学 小児科教授さんは、ワクチン注射の「恐怖心」で自律神経が乱れる。要は、気のせい、である。 怖がるからいけない、などと言っていた。「怖い、怖い」と思ってしまうと迷走神経反射が起 こりやすくなるから、リラックスして注射を受ければ大丈夫、と。はあ？　と言いたい。 よくもそんなことが言えるな。　怖い怖い、で人は寝たきりになりますか？　人は死にますか？ 自律神経を強く刺激されると、心拍、冠動脈が乱れ、全身の血の巡りが悪くなる。どこで血 が滞るかは、人によって様々だ。ワクチン後遺症は百人百様の症状だから因果関係は認められ ないというが、自律神経から血流が乱れてさまざまなところに症状が出るのだから、百人百様 なのは、当然である。ところで、「自律神経ってなんなん？」そんな質問をよくいただく。 今後このメルマガで、自律神経のお話について、じっくり書いていくことにする。 そして翌日の木曜日は、北里大学の大村智博士を訪ねた。大村先生とも、実に一年ぶりの再会。 僕はこの一年の経験、イベルメクチンで回復した人たちの詳細を報告させていただいた。 大村先生は、大変喜んでくださった。テーブルには、僕の『ひとりも死なせへん２』の表紙