【自衛隊ー術科学校その3】
「おい、今日も行こうぜ」
「オッケー、メシはいいから早目に風呂入って待機してるよ」
サボりの四天王はある裏ワザを見つけたのだった。
それは、基地内にある飲食店へ潜り込むための裏ワザだった。
通常は学生は入れないのだが、その基地の隊員と一緒に行くと入れるのである。
「今日もよろしくお願いしまーす」
「おぅ、ついてこい」
その隊員は喫煙所でたまたま出会って意気投合したのだった。
「もう、やってらんないっすよ、ハンカチ忘れて外出禁止ですから」
みつおは、半分はネタとして外出禁止になった経緯を話していた。
「ま、そう言うな、学校が終わって正式に任地で勤務すると結構自由だよ」
その話の流れで
「今日、クラブに連れてってやろうか?」
クラブとは基地内にある飲食店で、夕方からビールも飲めるのだ。
「マジっすか?俺ら学生隊ですけど大丈夫ですか?」
「もちろん勝手に行っちゃダメだよ、俺の後ろからしれーっとついてくればバレないよ」
その隊員と待ち合わせして、一緒にクラブに行くと普通に入る事ができたのだった。
それに味をしめたサボりの四天王は、ほぼ毎日クラブ通いをしていたのだった。
「いやー、まいったよこの前の外出でナンパに成功して喜んでいたのによ、一緒にメシ食っていい感じになって繁華街をブラブラしてたんよ」
「ほぉ、それでホテルまで行ったんか?」
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