▼▽▼ Vol.402
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佐高信の筆刀両断~日本人は極めてケッペキか?~
2022/7/22
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◆目次
1・筆刀両断 日本人は極めてケッペキか?
2・会えなかった人(28) 明治天皇を演じた嵐寛寿郎
3・雑記
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1・筆刀両断 日本人は極めてケッペキか?
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国葬なのだという。それを聞いて私は、
城山三郎が『粗にして野だが卑ではない』(文春文庫)で描いた石田礼助の遺言を思い出した。
三井物産の役員をし、国鉄総裁となった石田は、勲一等を送ると言われ、
「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章下げた姿見られるか。見られやせんよ。キミ」
と言って断った。
次の遺言の中のママは夫人のつゆを指す。
〇死亡通知を出す必要はない。
〇こちらは死んでしまったのに、第一線で働いている人がやってくる必要はない。気持はもう頂いている。
〇物産や国鉄が社葬にしようと言ってくるかも知れぬが、おれは現職ではない。
彼等の費用を使うなんて、もってのほか。葬式は家族だけで営め。
〇香典や花輪は一切断われ。
〇祭壇は最高も最低もいやだ。下から2番目ぐらいにせよ。
〇坊さんは1人でたくさんだ。
〇戒名はなくてもいい。天国で戒名がないからといって差別されることもないだろう。
〇葬式が終わった後、「内々で済ませました」との通知だけだせ。
〇ママは世間があるからというかも知れぬが、納骨以後もすべて家族だけだ。
〇何回忌だからといって、親族を呼ぶな。通知をもらえば、先方は無理をする。
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