ドル高円安に警戒感
日米の金融政策格差を背景に円安が一段と進行、1ドル135円の節目を超えてからはどこまで円安が進むかわからない、来年まで円高はない、など、アナリストの間にはますます円安期待が強まっています。しかし、その一方で市場にはドル高・円安の急伸に警戒感も出始めています。投機筋の為替ポジションにもその警戒感が伺えるようになりました。
「投機筋にドル高警戒感も」
主要6通貨に対するドル指数が一時109.29をつけ、2002年9月以来20年ぶりの高水準を付けました。そしてユーロドルは一時1ユーロ1ドルのパリティを割り込みました。この強いドルを象徴するようなドル高、円安、ユーロ安を目の当たりにして、投機筋の動きが慎重化しています。一旦バリティを割り込んだユーロも一時1.02ドル台に戻しました。
投機筋の動きを反映しやすいシカゴIMMの通貨先物非商業取引の為替ポジションをみると、このところドル買い・他通貨売りのポジションが縮小しています。特に、何十年ぶりという安値を付けているユーロや円の売り越しは、さすがに縮小していて、ドル高、ユーロ安、円安への警戒感が伺えます。
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