田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.401
最強の自民党幹事長
閣僚をやっている友人とご飯して懐事情を聞く。閣僚は国会議員に比して二段階で歳費カットされていて、おまけに資金パーティー禁止。加えて、党費や議連の費用がかさみ、手取りはほぼ持ち出し。
私も議員時代、党費が結構痛かった。党費を取り戻すために一日4回くらい党本部でカレーや箱弁食べたが、胸やけするばかりで本質的解決にはならず。先輩から勧誘されると断れず、複数の議連に入るが、これも積み重なると相当痛い。
友人の大手メディアのシニアな政治記者とも再会したが、この人たちも政治家と同じ給与水準なので、これくらいの年収の人の重税感は半端ない。手取りと額面の乖離が大きい。
さらに彼らは子育て真っ最中なので、教育費や習い事の費用が、これまたかさむ。
彼らと話すと自民党幹事長の無敵ぶりが自然と話題に。こういう時代の幹事長の無限に近い資金力は相当効くらしい。今の幹事長は、こういうときのお金の使い方が非常にうまそう。党のお金に加えて、ポジションがポジションだけに個人的にも集め放題だし。
政権にいるより、はるかに自由度高い党の重鎮、しかも、幹事長というのは、相当おいしそう。お金をうまく使えば、総理より情報は入ってきそうだし。あの方政界の台風の目ですね。
滅びざるものをパワーと呼ぶ
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