Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2022/07/25 第615号
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今週の目次
○「はじめに」
○「Scrapbox知的生産術13」
○「準情報商材はなぜ生まれるのか」
○「ブックマークレットの作り方その1」
○「おわりに」
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○「はじめに」
ポッドキャスト、配信されております。
◇BC042『超没入 メールやチャットに邪魔されない、働き方の正解』 - by 倉下忠憲@rashita2
https://bookcatalyst.substack.com/p/bc042-
今回は倉下が、カル・ニューポートの『超没入』を紹介しました。
私自身はメールやチャットにあまり邪魔されない仕事環境ですが、それでも本書が提起する問題は非常に重要だと感じました。
単に個人の生産性を向上させる、といった狭いノウハウではなく、「デジタルが当たり前になっている環境におけるナレッジワークをいかにマネジメントしたらいいのか」という一つ上の視点からの提言になっている本です。
〜〜〜Kakau〜〜〜
Kakauがアップデートした、というツイートを見かけました。
https://twitter.com/pokarim/status/1550453020546445315
ツールは以下。
https://kakau.app/
触ってみたところ、Stackの機能がとても使いやすくなっていました。
このStackは、簡単に言えばEvernoteのノートブックなのですが、Evernoteと違って、その中身の順番を任意に入れ替えられるようになっています。並べる順番を自分で決められるのです。
今、上の文章を書いていてごく普通の機能のように思えてきましたが、実際はこうした順番移動が可能なツールはほとんどありません。もともと項目移動が可能なアウトライナーは除いて、ノート形ツールではだいたい「作成日順」とか「アルファベット順」などに限定されているのです。
でも、これって本当に不便です。「今はこれがHotだから上の方に上げておこう」や「これはしばらく使いそうにないから下の方に移動させておこう」とやりたいことが少なからずあります。でも、多くのツールではそのニーズが満たせません。
もちろん「更新日順」にしておけば、自分の使用履歴に合わせて徐々に順番が再編されて、Hotなものは上に、そうでないものは下に、という順番は実現できるでしょう。でも、それではイマイチなのです。
「今自分は、これらの情報をこのように配置したい」と思っているのに、それが直後に実現できないのは、どうしても「距離」を感じてしまいます。情報と自分の間に乖離があるように感じられるのです。
別の言い方をすれば、自分の「思い」(あるいは思考)を受け止めてくれるツールだと感じにくくなってしまうのです。
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