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「統一教会」への献金はどこに消えたのか? 「統一事業」という名の「北朝鮮投資」

辺真一のマル秘レポート
\\\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ///           辺 真一メールマガジン        マ┃ ル┃ 秘┃ レ┃ ポ┃ ―┃ ト┃         ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛              2022.07.25 Vol.304          [毎月5,15,25日発行+号外あり] /// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\\  「統一教会」には3つ顔がある。「宗教」の顔と「反共」の顔と、そして「企業」の顔である。韓国では「世界基督教統一神霊協会」(統一教会.その後「世界平和統一家庭連合」)という宗教的側面や「反共」というイデオロギー的な側面よりも、「統一グループ」という企業としての名が広く知れ渡っている。  企業には投資が付き物である。「統一教会」はこれまで北朝鮮に様々な投資プロジェクトを計画し、実際に投資を行ってきた。当然、信者からの献金の一部がこれら事業につぎ込まれたものと推測されるが、投資実態は明らかにされていない。そこで、これまでの「統一教会」の「北朝鮮ビジネス」を調べてみることにする。 ▲「恵州パンダ自動車工場建設計画」  今から33年前の1989年10月12日、ベルリンの壁崩壊の約1か月前、韓国の新羅ホテルのダイナスティホールで「統一教会」の故文鮮明(ムン・ソンミョン)教主が自ら主催した「中国パンダ自動車工場都市造成説明会」が開かれた。約800人が集った説明会には与党の朴竣圭(パク・ジュンギュ)代表、後に大統領になった野党の金大中(キム・デジュン)総裁、文喜甲(ムン・フィカップ)大統領経済担当首席補佐官ら政界の大物が姿を現していた。  壇上に上がった文教祖は「この説明会の場はある企業が中国に進出するための単純な会合の場ではない。今、世界は理念の対立構図が崩れ、代わって東西和解のムードが造成されている。経済的にブロック化した転換的状況が演出されている。それで、統一教会も中国の広東省・恵州にパンダ自動車工場都市を造成するつもりである。これは、アジア・太平洋時代の展開において重要な意味を持っている」と発言し、次のように続けた。  「これは、統一教会が構想している中ソ地域四つの工業団地造成事業の始まりに過ぎない。新義州(北朝鮮)―丹東―大連地区、ハルピン―ハバロフスク地区、ウラジオストーク地区など3つの地域に工業団地を新たに追加建設する計画だ。こうして造成される4つの工業団地網はアジア・太平洋時代の核心拠点となる」

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