ボルカーショック型2段階景気調整
「79年10月のボルカーショックに近似」
資源高による世界的なインフレのなかで、主要国が急速な利上げに動いています。その中で主要国の景気が急速に悪化し、景気後退の懸念が高まっています。状況は第二次石油ショック後のインフレの中で起きた「ボルカーショック」時の2段階景気後退とよく似た形になってきました。
当時は第二次石油ショックの後でもあり、世界は今日と同様に資源価格高で購買力を産油国に奪われ、景気悪化と物価高が並行するスタグフレーションの状況にありました。この厳しい状況の中で79年にFRB議長に就任したポール・ボルカー氏は、就任早々の10月6日(金曜日)に新金融調節を導入、世界の市場を驚かせました。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)