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◇◆GELマガ Vol.574◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.あいさつ
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夏休みが始まりました。鹿島アントラーズクラブハウス練習場にも、多くの家族
づれが訪れています。ファンサービスは禁止されている現在ですが、選手の多く
は子供たちが笑顔を振りまけば手を振ってそれに応えています。早く日常的に触
れ合う以前の環境が戻ってきてほしいですが、いまの環境でもできることはある
ので、それを最大限に楽しみたいですね。
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2.変革の時だからこその難しさ
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/【鹿島の流儀】
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クラブは変革の時を迎えている。変えなければいけないところがあることを自認
しながら、同時に、変えてはならないところも明確にしてきた。それは過去のク
ラブ関係者の言葉からも明らかだ。鈴木満・前フットボールダイレクターからも
、吉岡宗重・現フットボールダイレクターからも、新しい時代に即したサッカー
を希求しながらも鹿島アントラーズのアイデンティティを守らなければいけない
決意のようなものは受け取れる。
だからこそ指揮官からすれば鹿島は少し面倒くさいクラブかもしれない。フォー
メーションや戦い方はある程度定まっており、選手の起用についても”要望”とい
う形でクラブの考えが示される。監督に求められることは多く、人によってはそ
れを煩わしく感じる監督もいるかもしれない。
歴代の監督たちとも衝突がなかったわけではない。ただ、お互いの考えをすりあ
わせることで結局は歩み寄り、互いに同じ方向を向いて戦ってきたことがタイト
ルに繋がってきた。事なかれ主義という名の責任放棄が起きやすい日本社会にお
いて、そうした衝突を辞さない姿勢は珍しいことかもしれない。多くの場面で回
避される面倒くさい作業を、面倒くさがらずに取り組んできたことが、鹿島を唯
一無二のクラブに押し上げた部分はあるだろう。
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