メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

ドルは反転上昇するであろう

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2022/07/29
    • シェアする
ドルは反転上昇するであろう おはようございます。 1か月を振り返り、プライベートではロクなことがなく、マーケットの成績は今年最低レベル、仕事はたまる一方。そもそも、あの安倍氏襲撃事件で特段、結構な心理的な落ち込みを久しぶりに経験しました。こういうときに私の周囲はいつものように嫌味を言ってくるのかと思いきや、ま、そういうこともあるさ、来月頑張ればいいよ、と違和感を覚える言葉をかけてくる(笑)。うれしい、と思う反面、コイツら何か企んでいるのではないかと疑う、本当に自分自身がイヤになる性格。読者のみなさまにもご迷惑をおかけして申し訳ない、と心から謝罪いたします。 ■大きな流れ きのうアメリカのGDPが発表され、結果は以下の通りになります。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-gdp-growth.png?s=gdp+cqoq&v=202207281330V20220312 リセッションというのは2期連続のGDPマイナスのことを指し、それが今回のGDPがマイナスになったことで、アメリカは景気後退入り、ということを示します。 ただし、これは、去年から当メルマガで言っているように、去年ほどのGDP成長はないよ、と言っている通りのことで予定通りのことです。つまり2021年は2020年は過去最悪の年で、2021年はゼロスタート、2022年は50からのスタートとすれば、2021と2022を比較すれば2021年の方が成長率は高い、ということで、予定通り。金利が上昇しているのですから、しかもこの上昇はFRBの予定外のことですから、マイナスになってもちっともおかしくないはずです。 FRB議長は、きのうのFOMC会見で「米国は強い成長をしている」と言っていますが、これが株価などの企業業績のことではなく、私がきのう記したことが間違いで、雇用のことを指していると、思います。すなわち、FRB議長は、雇用が強い、イコールとしてドルを強くすると言っているのです。 理由は、インフレ対策のセオリーは、ドル高、金利高であり、その結果の反映は0.75の利上げ(金利高)、米国経済は強い(雇用のことであり、それはドル高のこと)という結果を反映しているのでFRB議長の言っていることに矛盾はない、ということになります。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-employed-persons.png?s=unitedstaempper&v=202207081235V20220312&d1=20170729&type=column 雇用者数は、コロナ前までは回復していませんが、コロナの最中と比較すれば格段に強い成長をみせており、FRB議長の言葉にウソはありません。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 株やFXをトレードするときほとんどの人が感覚や本能でトレードをしています。 その感覚や本能は素晴らしいものですが、どの世界でも本当に成功するのはそれを科学的、ロジカルに説明することができるものです このメルマガを読むことによって株式やFXに科学的な視点を加えることを目的にできればと思います
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)