2022.07.29更新分
■ 今後も目が離せない!EUV(極端紫外線)関連銘柄
7月14日に台湾TSMC、20日に蘭ASMLが、ともに2022年4―6月期の決算を発表した。TSMCは、前年同期比43.5%増収、79.9%営業増益となり、売上高・営業利益・純利益とも四半期ベースで過去最高を更新。会社側は、顧客の中で半導体の在庫調整に入る動きがあり、来年前半までその影響を受けると見通しており、しばらくは収益の伸びが鈍化すると見られているが…。
一方で、ASMLは、前年同期比35.1%増収、33.4%営業増益と、1Qの落ち込みを埋め合わせるような格好になったが、露光増値の受注自体は増勢が続いており、2Qの受注残は過去最高の84.6億ユーロに上った。うち54億ユーロがEUV露光装置となっており、2Q時点においても老公装置全体の売り上げの48%を占めるに至っている。
1Qは、顧客の求めに応じてEUV露光装置を早期出荷したことで、検収と収益認識が遅れたため、決算数字の上では大きく落ち込んだように見えるが、それは実情とは異なる。サプライチェーンの混乱によって部品調達に遅れが生じ、今後も研修と収益認識が遅れる可能性があるものの、装置の需要自体は増加の一途を辿っていると言っていい。
むろん、相変わらず需要が盛り上がり続けているEUV露光装置に関わる事業を営む国内企業の一層の活躍には大いに期待したいところ。そこには、お馴染み東京エレクトロンやレーザーテック、アドバンテストなどの存在も大きいわけだが、他にも関連する企業は数ある。
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