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貞子第二メルマガ:高インフレ時代には「パウエルプット」は存在しない!~市場に蓄積された「間違ったゆがみ」はやがて修正へ~

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/07/29
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今回7月26~27日のFOMCでは、もはやアメリカ経済が減速 すること(そして、もしかしたら景気後退入りすること)は「自明 のこと」になりました。 この日のFOMCでは、パウエルFRBにとっては、アメリカの実 態経済が減速しようが後退しようがそんなことにはお構いなしに、 「高インフレ退治」が「一義的な責務」となったことが改めて確認 されました。平たく言えば、FRBの頭の中は、もはや景気減速や 景気後退なんてものは脇に追いやられていて、「高インフレ退治の ためのビシバシ利上げ」のことしか入っていないのです。 この日のFOMCでは、政策金利は0.75%引上げられて2.2 5~2.50%となりました。この水準は景気を刺激も抑制もし ない中立金利の水準です。 FRBはやっと「高インフレ退治のためのスタートライン」に立っ たのです。これからが「FRBのインフレ退治の腕の見せ所」です。 さらに、この日のFOMCから、FRBは「フォワードガイダンス」 を放棄しました!!!今後のFRBの政策金利の引き上げは、「デ ータ次第」、「インフレの行方次第」の「予見抜きの完全手動による 飛行操縦」となります。 FRBがフォワードガイダンスを放棄したことは、とても良いこと です。なぜならば、未だに「ディスインフレ脳のままの金利先物市 場」が「素人同然の間違った先読み」をして、市場全体を混乱させ るようになって来ているからです。 実際に、今の金利先物市場は「FRBが政策金利を年内には3.4% あたりまで引上げると、その後引き上げを停止、来年半ばあたり から政策金利の引き下げへと転じる」と、やたらヤワナなハト派 的な「間違った先読み」をしています。 金利先物市場は、「パウエルプット」が高インフレ時代にも引き続 き存在していると未だに信じているようなのです。 ところが、高インフレ時代には「パウエルプット」はもう存在して いません。 この金利先物市場の「間違った超楽観論」は、債券市場や長期の金 利市場や株式市場をもすっかり「超楽観論」染めあげて、混乱させ ています。 しかしながら、今回の「実際のFRBによる高インフレ退治」は、 こちら貞子メルマガが繰り返しお伝えしておりますように、金利 先物市場の先読みよりも遙かに「タカ派的な厳しいもの」になっ てゆくことでしょう。 かくして、様々な資産クラスで蓄積された「市場のひずみ」は、や がて解消されてゆくことでしょう。 今週号の「~勝利の女神~」7月29日号は、第五金曜日で 休刊日ですが、手短なものを配信します!!!!

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