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コロナのバカ騒ぎが収まらない。 後藤とかいう厚生労働大臣は2類をやめないという。 テレビは感染者数だけを大騒ぎをして、ほとんど重症化しないことや死者も少ないことを論じず、これから増えると脅している。 テレビに出てくる感染症学者たちも、これまでと面子が変わらず、またテレビに出れると嬉々としているような人ばかりだ。 弱毒化したはずの第6波だって1万人死んだと騒ぐ人がいた。 ただ、前回の場合、死者の多くは長い間、人工呼吸器に乗っていた人がついに息が絶えたというケースもかなり混じっている。 私の父も肺気腫でそれが悪化して人工呼吸器に乗ったが死ぬまでに7カ月もかかった。高齢者に濃厚治療をすれば、こっちが考えているより生命力は強い。死ぬまでに膨大な医療費がかかることが問題にされ、尊厳死が論じられていたのに、コロナになればそれが忘れられ、死者数の多さを証明するものの扱いを受ける。 風邪だってこじらせれば人は死ぬ。ただ、高齢者が風邪をこじらせて人工呼吸器に乗ることはまずない。ただ、肺炎で死ぬ高齢者が年間9万~10万人いるのだから、風邪をこじらせて肺炎で死ぬ人は年間1~2万人は確実にいるはずだ。90歳以上が200万人いて、要介護5が60万人いるのだから、風邪をこじらせれば死ぬ人がそのくらいいても不思議でない。 インフルエンザと比べて、致死率がむしろ低いが高齢者はやはり致死率が高いと論じていた人がいるが、私の臨床経験では、80歳以上の高齢者がインフルエンザにかかるとかなり致死率が高い。だから高齢者には少しでも症状が軽くなるワクチンを勧める。 しかもインフルエンザは若い人の命をかなり奪う。年間の死者数は3000人から1万人とされるが、これは直接死因がインフルエンザのもので関連死を含めると1万人は毎年超えている。コロナは交通事故で死んだ人や自殺者でさえ、PCR陽性ならコロナ死にカウントされる。 しかもコロナはほぼ高齢者しか死なないのに、インフルエンザは子供や若い人の命を奪う。 どう考えても、コロナがインフルエンザより怖いとは思えない。 なぜいつまでも2類を続け医療や市民生活を混乱に陥れないといけないのか? コロナが風邪化したということは、風邪くらいうつりやすくなったということを意味する。ウィルスが肺でなく上気道にいるのだから当たり前のことだ。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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