元外資系レジェンズ『Team xoxo』あなたに寄り添う投資情報
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みなさん7月はどんな月でしたか?引き続き米国のマクロ動向に一喜一憂するそんなマーケットの動きでしたが夏枯れ相場がやってくると思いきやFOMC以降は力強い上昇を見せました。決算発表はまちまちですがやはり金利動向のほうがマーケット全体に与える影響は大きそうです。日本市場はそんな米国の動きを追随するしっかりとした動き。為替が6円ほど円高に振れていますが日経平均28000円は非常に強いレジスタンス。8月に入り夏休みに入る外人投資家も増え投資参加者減少でどう動くか?では今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.日経平均にxoxo投資部が重視する「25日/75日MAのゴールデンクロス」出現!!
2.金融リテラシー上げてトラブルからお金を守ろう
3.8月に好調な企業。日本株編
4.かえるさん監視銘柄アップデート
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1. 日経平均にxoxo投資部が重視する「25日/75日MAのゴールデンクロス」出現!!
■25日、75日MA上向きゴールデンクロスで日経に買いサイン
7月28日、日経平均に25日移動平均線と75日移動平均線のゴールデンクロスが出ました(下記チャート赤丸)。28日の25日移動平均線は26、868円、75日が26,865円でした。
ある移動平均線が、それより長い期日の移動平均線を下から上に抜けることをゴールデンクロスと言い、相場の買いのサインだとされています。特に、両方の移動平均線が上昇中でのゴールデンクロスは上昇する確率が高いとされています。
今回は25日MAも75日MAも上昇中でのゴールデンクロスです。テクニカル的には強気になってもいいところです。
★日経平均日足チャートでGC出現
解らない人のために簡単に説明しましょう。移動平均線(Moving Averate、MA)とは特定の日数の引け値の平均値です。日足チャートでよく使われるのは、短期の5日MA、中期の25日MA、長期の75日MAです。短期の5日は1週間、中期の25日は1ヶ月、長期の75日は3ヶ月の平均をイメージしています。
短期の個人投資家が信用ポジションを建てている平均日数は5日程度です。だから5日MAには短期の個人投資家の動向がでます。5日MAを短期筋の売り買いのコストと考えれば、5日MAを上回る時は買い方の回転が効いているときです。逆に5日MAを下回ると買い方の投げで下げが加速することが多くなります。株価と5日MAの位置関係をスイングトレードに使っている人は多いのはそのためです。
25日MAは投信など中期目線で動く投資家、75日MAは年金など長期目線で動く投資家の動向のイメージだと思ってください。25日、75日とも上向きでゴールデンクロスが出たということは、長期投資家が買い始め、中期投資家の売りが止まったような時に出るので上昇のサインと言われるのです。
■22年6月のゴールデンクロスはダマシ
実は、6月7日にも25日MAと75日MAが上昇トレンドでゴールデンクロスが出ました(上記チャート緑丸)。6月7日の日経平均の引け値は27,943円。このときは2日後の6月9日の28,389円をピークに400円ほどは上げましたが、その後6月20日には25,520円まで大きく下げることになります。ゴールデンクロスは見事なダマシでした。
6月10日に発表された米5月のCPIが前年同月比8.6%上昇と40年ぶりの数値となり、インフレ懸念とFRBの利上げ懸念から債券が急落し長期債利回りが急騰しました。金融市場は完全なリスクオフとなり、10日のNYダウは880ドル安、翌13日は876ドル安と米国株は急落しています。
リスクオフが日本株にも直撃、日経平均はゴールデンクロスで強気心理に傾きかけていたところから一気に5日MAを割りみ短期筋が売りに転じ急落したためダマシになったわけです。
ファンダメンタルズの前にテクニカルは何の力もありませんでした。
今回も28,000円超えのゴールデンクロスもダマシと思う人が多くても当然かもしれません。
■今回ファンダ改善中 ブレークアウトの可能性も意識
今回はどうでしょう?まだまだ8月10日の米CPI次第では波乱がおきるかも知れません。
ただ、米長期債利回りは5月CPI後の6月14日の3.49%をピークに低下しはじめています。インフレの主因である米ガソリン価格も6月末をピークに低下しはじめています。ファンダメンタルズは確実に改善し始めています。
ファンダの改善でテクニカル的に日経平均も上に抜ける可能性があるという見方をしておくべきではないでしょうか?
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