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貞子第二メルマガ:「根拠の無い市場の超楽観論」の「火消し」に走る連銀関係者たち~「マーケットのひずみ」は解消へ~

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/08/02
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今週に入ってから「間違った楽観論」に基づく「市場のゆがみ」は 修正され始めました!!! 先週の7月26~27日のFOMCのパウエルFRBはタカ派でし た。この日のパウエルFRBは、「高インフレとの対決する姿勢」 を改めて明確にしました。 ところが、マーケットのほうは、「タカ派に始終したパウエルFRB の意図」とは正反対の反応を示しました!!!どういうわけか、 この日のFOMCを境に、マーケットには「さらなる楽観論」が広 がってゆき、アメリカ株式市場は爆上げします。 その「さらなる楽観論」とは、「高インフレはやがて収束する、今 後はパウエルFRBがそれほど積極的に政策金利を引き上げなくて 済む」「アメリカ経済はソフトランディングする」との「何の根拠 もない希望的観測」でした。 かねてより、金利先物市場では「パウエルFRBは年内政策金利を 3.40%まで引上げて、2023年にはアメリカ経済はリセッ ション入り、2023年にはFRBは利上げを停止、2023年の 何処かの時点で政策金利を引き下げる」との「根拠のない楽観論」 が支配的でした。 この「マーケットの一人歩き」とも呼ぶべき「間違った楽観論」は、 今回のFOMCで一蹴されるどころか、さらに「激しい超楽観論」 へと「暴走」してゆきます。先週は市場では株式や債券が大いに買 い進められました。 そこで、週末から週明けにかけて、連銀関係者たちが次々に登場 して「暴走する市場」への「火消し」に走ります。 まずは、最もハト派と目されている米ミネアポリス連銀のカシュ カリ総裁が登場、「マーケットの楽観論」に警鐘を鳴らます。 カシュカリ総裁は、「FOMC後の市場の解釈には驚いた」と市場の 楽観論を一蹴、「FOMCはインフレが2%に低下する軌道に十分 に乗ってきていると確信するまで、引き締めを続けるだろう。そ こに至るまでの道のりは長い」と明言しました。最もハト派と目 されている総裁の「タカ派発言」ですから、その影響は大きかった です。 アメリカ国内のインフレ期待は急上昇、マーケットは週明けから 崩れ始めました。 8月の内外の株式市場の流れは、「超楽観」から「より現実的なも の」に変わるかも知れません。 アメリカ経済の現状と見通しは6月から変わっていないのです。 インフレ率は高過ぎ、労働市場はタイト過ぎる。FRBは引き締め を継続しなくてはなりません。アメリカ経済は近い将来リセッシ ョン(景気後退)入りすることでしょう。そして、今回ばっかりは 「パウエルプット」も機能しないでしょう。 日本株式市場では、「日経平均:2万8,000円」の壁は越えら れないでしょう。

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