A. web3のシステムは、web2の延長にあると考えるべき。web2のシステムに「トークンを扱う機能」を付け加えたものと捉えるとわかりやすい。
web3が盛り上がる中で、さまざまな記事を読んだり勉強していても、結局今までと何が違うのかがよくわからない人も多いのではないでしょうか。
この要因の1つに、web3の定義が人によって違う上に、どの視点から見るかで変わってくるという点があります。
今日はweb3サービスのインターフェースではなく、システムに注目して、web2とweb3にどのような違いがあるか解説します。
web3の根底にある思想
混乱を招きやすくなっている原因に、web3の目指す世界観がweb2とまったく違うものとして捉えられていることがあります。web3は非中央集権などと表現されるのは聞いたことがある人も多いはずです。
web1: 一方向的でユーザーはコンテンツのReadのみ可能な世界
web2: 双方向的でReadに加えて、ユーザーのWriteを実現した世界
web3: Read、Writeに加えて、Own(管理者を必要としない取引)を実現した世界
上記のような整理は皆さんもよく聞いていると思います。
web2で実現された世界によって、あらゆる情報がGAFAを中心とする巨大プラットフォーマーに独占されたことは事実です。その事実へのアンチテーゼとして、web3は誕生しており、データを独占するGAFAに対しての反プラットフォーマー的な思想が強いです。
その結果、web3はweb2とはまったく異なるように捉えられやすい傾向にあります。
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