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【Vol.352】「在米日本人の一時帰国あるある」

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明
NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から 2022/8/4 今日のニューヨーカー 「在米日本人の一時帰国あるある」 さて日本出張。おそらく渡米して22年の中で、過去最長となる3ヶ月間の日本出張を終えました。と言っても、今回はほとんど生まれ故郷での滞在。都内やその他地方にいらっしゃる、ご挨拶に行くべき方々、ほとんど誰にもお会いできず、その方々には失礼をしました。 在米22年経とうとしているにもかかわらず、その間数え切れないほど日本出張を重ねてきたにもかかわらず、いまだ帰国した際に感じる違和感を、今回は書いて行こうと思います。いつもどおり。「在米日本人の帰国あるある」と言ってもいいかもしれません。 ● 日本行きの飛行機、NYの空港の搭乗待合室でちょっと緊張する いったん機内に乗り込んだら大丈夫なんです。ただ搭乗する前の搭乗口は当然、日本人だらけで、普段、ここまで日本人に囲まれることもないので少し緊張します。しかも日本在住の日本人が多いので、みなさんおシャレ。学生の卒業旅行シーズンなんて、エコノミー席に乗るのに、髪をセットしてから乗る学生くん、化粧をしてから搭乗する女学生さんもいたりして、やっぱり日本人は小綺麗だなぁと感じさせられます。機内ではなるべくリラックスするため、上下スウェットみたいなラフな格好で搭乗する僕はあきらかにみすぼらしい。ヒゲヅラだし。普段滅多にない日本語が飛び交う空間に、少しだけ落ち着かなかったりします。これ、在米の日本人から結構、聞きます。「成田、着いちゃったらどうってことないんだけどね」と。おそらく飛行時間の14時間という時間が、マインドが少しづつ「母国仕様」にシフトしていくのにちょうどな時間なのだと思います。 5月の前半のフライトはエコノミー席がほぼ「貸し切り状態」でした。まだこのコロナ禍で帰国する人はほとんどいない時期でした。あえてエコノミー席を購入したのは、ビジネス席以上にゆったり座席を使えると見込んでいたから。案の定、横3席すべてを使用して、横になって寝ながらフライト時間を過ごすことができました。 毎回思うことですが、日本の航空会社のCAさんは、あまりにサービスが行き届き、普段、こっちの国内線のCAさんに慣れきってしまっている僕としては逆に恐縮してしまうほど。どうしてそこまでしてくれるの?? 「お客様、横になる場合は枕を4つ並べるのがちょうどいいかと」 「あ、ありがとうございます!」 「お客様、お休みになられる前にお飲み物をお持ちした穂がよろしいですか」 「あ、嬉しいです、でも大丈夫です」

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  • 全米発刊の邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人、高橋克明です。新聞紙面上や、「アメリカ部門」「マスコミ部門」でランキング1位になったブログでは伝えきれないニューヨークの最新事情、ハリウッドスターとのインタビューの裏側など、“ イマ”のアメリカをお伝えします。
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