LA TO Japan I am sorry
カスタマイズの国、アメリカ。
日本では「いちゃもん」とも思われるような「身勝手な注文」は、アメリカでは当たり前に行われる。
国民性というか、意志の主張が強いというか・・・
大昔になるが、私はウエイトレスの仕事をしていた。
日本食のレストランで働いていたときのこと。
当時、ちょうど「ヘルシーな日本食」がブームになっていた頃だった。
私が働いていたレストランには、和食と言われるメニューのすべてが揃っていた。
蕎麦屋でウドンを提供する、逆にうどん屋でソバは食べることができるが、
私が働いていた「日本食レストラン」は何でもござれ!。メニューが豊富な店だった。
ラーメンもスパゲティーもウドンもソバもハンバーグもカレーライスも
「日本料理」と言われるすべてがメニューにあるようなそういう店だった。
ところが、困るのはそのブームに乗って訪れる、ヘルシー志向のアメリカ人客。
「うどん」を食べたいと注文する客がやたらと材料を聞いて来る。
「ベジタリアン」の客は、「かつおだし」のうどんが食べられない。
シイタケやらの野菜から抽出した出汁のうどんはないのか?とか
うどんに乗っかってくる「なると」の材料は「魚?だろ?」とか・・・・。
炒めものには、植物性のオイルをつかっているのか?
天ぷら盛り合わせに「エビを抜いて、代わりのものを使ってくれ」とか・・・
酷いのになると、「豚骨ラーメン」を食べたいけど、豚をつかっていないスープで作れないか?とか・・・
とにかくカスタマイズが当たり前。
焼き魚にチーズをかけてくれ!
味噌汁に「タバスコソース」を出してくれ・・などなど・・
まさに「言ったもん勝ち」
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