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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年8月5日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大谷将平のエンゼルス残留が決まった。  かつて、これほど全米中、あるいは日本国内でもトレードが注目を集めたことがあっただろうか。  しかし、そもそもトレードというのは「選手ファースト」で行われるもの。  選手の待遇を少しでも、改善しようと、選手会が長年にわたり権利獲得のために闘ってきたからこそ、今のトレードというシステムが存在する。  ところが、日本のプロ野球の場合、いまだにそのトレードの意義が理解されていない。日本のプロ野球が遅れている証左だ。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------   自民党と統一教会 点と線とを結ぶもの 岸信介 昭和の妖怪 児玉誉士夫 戦後最大のフィクサー 笹川良一 日本財団の創始者 CIA 日本を反共の砦として --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------    安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を機に、あらためて自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係がクローズアップされてきた。  自民党は、  「党として組織的な関係がないことは確認している。」(茂木敏充幹事長、時事ドットコムニュース、(1) 8月1日) とはいうものの、その関係は、歴史的、学術的、対外的にも明らかだ。  旧統一教会は1968年、”反共産主義”を掲げる政治団体「国際勝共連合」を創設。当時から、安倍元首相の祖父である岸信介元首相ら、自民党右派との結びつきが強かった。  そのため、憲法改正や同性婚への反対など、自民党右派の政治的な思想は、「国際勝共連合」の政治的理念とぴたりと一致する。  しかしながら、メディアの報道では、「誰が」、「どのような目的」のために自民党と統一教会とを結びつけたのかという視点が、欠落。  この一連の問題の主人公は、”都市伝説”さながらに、3人の人物と一つの組織、岸信介と児玉誉士夫、笹川良一、そしてCIAだ。彼らこそが、統一教会を潤滑油に、日本の戦後政治を形作った。  よく、太平洋戦争を指して、日本の「戦争責任」が取り沙汰される。しかし実際は、日本の「戦後責任」の方がより重いのだ。 目次 ・岸信介 昭和の妖怪 ・児玉誉士夫 戦後最大のフィクサー ・笹川良一 日本財団の創始者 ・CIA 逆コース 日本を反共の砦として ・岸信介 昭和の妖怪  岸信介は第56代・57代の内閣総理大臣。実弟は、佐藤栄作、長女の洋子は安倍晋太郎の妻。洋子の次男は、安倍晋三、三男は岸田内閣の防衛大臣である岸信夫。  その岸信介は、「昭和の妖怪」として名を馳せた。  戦時中は、満州でアヘンの密売により莫大な利益を上げた (2)。戦後、釈放されると同時に、CIAの援助を受け、首相の座に座る。  さて、その岸信介と統一教会とのつながりは何か。  「岸氏の自宅は渋谷の南平台にありましたが、その隣に統一教会の施設があった。で、教会と関係の深かった右翼のドン・笹川良一氏に、彼らについて教えてもらっています。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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