少し前に以下のブログ記事を書かせていただいたことがありました。
[記事] 日本の若い人たちの「胸腺」は、
この二年半で回復不能なまでに萎縮してしまったのではないかと…
In Deep 2022年7月17日
https://bit.ly/3BJ0zYt
胸腺は、子どもから中年期まで、
「免疫細胞を作り出す、人の免疫において最重要な器官」
です。
この胸腺が「萎縮」したり、「機能不全」に陥ると、
感染症やガンを含むあらゆる病気への防御が弱くなるのですが、
胸腺が萎縮する大きな原因のひとつは、
「過剰なストレス」
であることはすでに判明しています。
上の記事では、主にそちらについて書いたのですが、
しかし、胸腺の萎縮や機能不全と関係するもうひとつの大きな要因が、
「栄養失調」
であるという事実があります。
これを最初に知ったのは、昨年、ブログ記事で、
ドイツのヤコブ・ゼーガル博士という科学者によって書かれた
『悪魔の遺伝子操作』という本を読んだことでした。
以下の記事などで抜粋しています。
[記事] エイズでも新型コロナウイルスでも何でも「感染を避ける免疫細胞の働きの根本」
から見て、現在の「すべて」の対策は間違っていると再認識する
投稿日:2021年2月2日
https://bit.ly/3zyIGcd
ここに、「なぜエイズがアフリカで爆発的に広がったのか」
ということの理由のひとつに、「極端な栄養失調があったこと」
が関係しているということが書かれてありました。
(『悪魔の遺伝子操作』より)
> 劣悪な生活条件によっても、免疫防御力は弱まる。
> アフリカでは、タンパク質含量の低い食事内容がとくに問題であろう。
>
> マクファーレン(免疫の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したウイルス学者)は、
> 栄養不良で最初に損傷を受ける器官は胸腺であることを強調している。
> 胸腺は、体内のT細胞(重要な免疫細胞)の供給源である。
>
> 免疫防御力の弱まるあらゆるものによって、致死的な臨床的エイズの始まりが促進される。
この時は、ノーベル生理学・医学賞を受賞したマクファーレンという人のことは、
特に気に止めなかったのです。
しかし、最近、「胸腺の問題が大きくなっているのではないか」と思いまして、
ストレスと共にどんなことが関係あるのかかな、と、
このマクファーレンという科学者のことを調べていました。
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