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新型コロナ爆発感染から2年半~ 結局状況は100年前のスペイン風邪と変わらないという体たらく

今市的視点 IMAICHI POV
  • 2022/08/06
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*******************************************************   今市的視点 IMAICHI POINT OF VIEW   金融、経済、政治、企業といった領域でのニュースや   トピックスをテーマに独自の視点で鋭く切り込みます   ツイートアカウント @imaichitaro   よろしかったらフォローもお願いします。       8月6日号 ********************************************************** 新型コロナ爆発感染から2年半~ 結局状況は100年前のスペイン風邪と変わらないという体たらく 今から2年半前の2020年2月、中国で流行していた とされた新型コロナウイルスはいきなり日本でも感染 が拡大し、流行の当初では志村けんさんや岡江久美子 さんなどが相次いで亡くなるなど社会に相当な衝撃を 与えることになったのは記憶に新しいところです。 そして2年半後の今、国内ではオミクロン株のうち、 「BA.5」というタイプの変異ウイルスがさらに爆発 的感染となり気がつけば新規感染者数が7月24日まで の1週間で約97万人に上り、世界で最多にまで 昇りつめるという危機的な状況に陥りつつあります。 ただ政府は特別な行動制限措置もとっていませんし テレワークで自宅勤務だったサラリーマンもかなり 出社して普通に仕事をするようになっています。 今年の夏は海開きも各地で行われ夏祭りや花火大会 も実施されるようになっており、夜の料飲店も殆ど 感染前の状況に戻ってきていることから感染さえ しなければもとの生活にかなり回帰しようとしている ことがわかります。 ■ひとたび感染すれば個々人の罹患者は大騒ぎの状況に 巷ではさすがに「BA.5」に対する関心も低下している ようですが、元気な時にはすっかり飽きが来ているコロナ の話もひとたび自分が感染し体調が悪くなれば大騒ぎで 発熱をともなって体調を崩した人達が大挙して発熱 外来に押し寄せることからここへ来て新たな医療崩壊も おきはじめているようです。その一方で重篤な患者は 相当減少しており既に風邪に近いという説を唱える 医師も登場しマスクをしても意味がないという話も 相当聞こえてきますが、社会の目を考えますといまだに はずして街を闊歩することができないのもまた事実で コロナ対策で何が本当のことなのかを正確に認識する ことは感染当初よりさらに難しい状況に陥りつつあり ます。岸田首相はとにかくワクチンの連続接種つまり ブースター接種で免疫力の低下を防ぐことを最大の 感染対策として若者にもブースター接種を呼びかけて いますが、それで感染しない訳ではないですし他者 にもうつしてしまう上、複数回感染するという不幸な 事例も目立ち始めています。さらにコロナ感染は防ぐ ことができても基本的な免疫力の低下からほかの病気 に罹患する、あるいは副反応を患ってまともな社会 生活ができなくなる人なども出始め、リアルな社会は 想像以上にカオスな状況に陥り始めてます。そんな中 で感染者に対する国の対応はそのレベルがどんどん低下 しており、足もとは事実上放置で何もしてくれないところ に差し掛かっている状況です。 ■箇条書きにすると対策は100年前とほとんど変わらない 100年前スペイン風邪が大流行した当時は医療関係者も ウイルス感染という概念を全く認識できていなかった ことから流行性感冒ということで風邪の延長戦上の病気 と認識していたようで、とにかく他人と接触せずにマスク をつけて自宅で安静にして回復を目指すというのが基本的 な治療であったようです。 さすがに今はウイルス感染でありその株がどんどん変位 することもわかっていますし、検査を行えば感染している かどうかも判断できますが、相変わらず治療薬は開発され ておらず、ワクチンもどこまでの変位株に効くのかは明確 にならないまま回数接種だけが奨励されており、そもそも ブースター接種も1回程度の実施ならば効力を発揮する ことはわかりますが、未来永劫に多数回接種してほんとう に人体に安全なのかどうかは今のところ誰にも分らない のが実情で、医学者の間でもかなり意見が分かれ始めて います。さらに直近では医療崩壊を回避するために軽い 症状の患者は医療機関に来院せずに自宅で寝ていろという かなり大雑把な話は既に現実化しており、検査とワクチンの 部分を覗けば箇条書きにしてこの病気に対応するのは 100年前とほとんど変わらないことが見えてきます。 当初から37.5度以上発熱したら4日自宅待機してそれ でもだめなら保健所に連絡しろなどと非科学的なことが 真顔で言われていたわけですが、挙句の果ては軽い症状 なら病院に来ないで自分で何とかしろですから、もうあいた 口が塞がりません。さらに政府はコロナ感染者の全数把握停止 を考えてえいるそうで、もはや感染源を追いかけるなど ということも一切やらない、2年半前に逆戻りの動きを 加速させています。 そんな中で札幌のある病院は4回目のワクチン接種を見直す と発表して注目されています。これは札幌禎心会病院で ワクチンに多数の副反応が報告されている事に加え、新しい オミクロン株への効果に疑念があるとして、ワクチン効果は 期待ができないとの結論から4回目接種を独自判断で中止 したとのこと。 ブースター接種の回数が増えることで人体への悪影響も増える 恐れがあることも把握しているようで、ワクチンの欠陥と ワクチン効果の両面から考えて、ワクチン接種の中止をする 病院まで現れています。 21世紀の化学・医療技術をもってすれば感染したら どうすることがベストプラクティスなのかについては もっと早期にまとめ上げられ。ひとたび患者になれば そのプロセスに基づいて冷静に対応すれば命を落すこ はないだろうと期待していたのですが、実際は医療関係 者によっていうことはバラバラで何が本当かはいまだ によくわからない状況です。 またワクチンもとりたてて効く人もいるのでしょうが、 万人向けでは決してなく、本来接種すべきでない人を 除外することで余分な病気の罹患を防ぐこともできる はずなのにそれも全くまとまっていない点はあらためて 医療レベルの稚拙さを感じさせられるところとなって います。 こうなるとすべては自己責任による行動を判断せざる を得ない状況で他人がどう言ったからではなく自分が 納得いく一貫した行動をとることがもっとも重要になる ことをあらためて感じさせられます。 ワクチン接種が体に合わないので打たないという選択も 自己判断ですし、ブースター接種はやらないというのも重要 な判断になります。逆に何度接種しても全く体調に問題 なしと言える方はどうぞブースター接種を御受けになれば よろしいのではないでしょうか。自分の命が終ってしまえ ば人生はそれですべて終了です。パンデミックになると 横並びの対応を強く求めるひとが多数いるのは事実で すが、どれが自らの体に適合するのかしないのかは 本当にご自身でよく考えるべき時間帯にさしかかっています。 みんなが接種するから接種してみたといった軽い考え では後になってとてつもない後悔に見舞われる可能性も あるのです。 実は個人的な交友関係でワクチン接種がきっかけで体調 を著しく悪化させ因果関係ははっきりしないものの 命を奪われた知人がすでに2名も出ている状況で、 それなりに元気だった両名がいとも簡単に命を失うこと になったのは相当ショックな出来事でした。まさに 後悔先に立たずといった状態ですが、ご本人たちは納得 して死んでいったのかを尋ねることもできないこと は実に無念なものがあります。いまさらながらに コロナに立ち向かうのはすべて自分が納得した上で 行うことがもっとも重要なのではないでしょうか。 コロナ感染拡大から2年半を経て、まさに今それを 痛感させられている次第です。 読者の皆さま方もご自身で判断し、決して悔いが 残らないように行動されることをお勧めしたいと 思います。大変残念ですがその位現状はクリティカル な状況に陥っているようです。 配送タイミング

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