おはようございます!
本日からは暫く、残心、ということを考えていきます。残心というのは、武道や芸道と普通のスポーツとを分ける要になります。私は合気道を習い始めてやっと茶帯になった頃、女性指導員からこんな風に言われました。
「残心を知っていますか?」
「…」
「残心とは、技に心を残す、という意味です。」
そうです。残心とは、技に心を残す、つまり、技が決まっても、いつ何時とも判別できない相手の反撃に備えて、攻めの姿勢を崩さないことです。
残心は、武道、剣道、柔道、合気道、弓道、空手道など、日本古来の武術一般に欠かせない極意と言われる身構え、心構えですが、様々なスポーツにおいても、残心は、大切な心構えとなっています。かつて残心を問われたのが、『ドーハの悲劇』と言われるサッカーの試合です。
1993年10月28日、カタールの首都ドーハで、
ワールドカップ・アメリカ大会のアジア地区最終予選が行われました。
日本チームは、ここまでリーグ首位の成績を修め、
最終戦でイラクに勝てば、
他チームの成績如何にかかわらず、
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