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朝のモーニングショーを観ていたら煽りコメンテーターの中に精神科医も参入していた。 テレビに出るために、自粛によるうつ病の危険を訴える代わりに、怖くない病気を怖いと煽り立てるのだろう。 昔からテレビ精神科医はいい加減と相場が決まっていたが、専門外のことで迷惑をかけ、メンタルヘルスに悪いことを言うのだから、世も末という感じがしてきた。 やっと全数把握をあきらめる方針が出たようだが、感染症が弱毒化して感染力が強まれば、それは当たり前のことだ。 市中感染率も5%だという。 それでも感染者と見なされると、仕事を休まないといけない。 そして濃厚接触者まで隔離される。 職場に迷惑をかけてはいけないというまともな発想の人なら、少なくとも無症候なら検査を受けなくて当たり前だ。 私も、とある偉い人の集まりの会食に誘われたが、PCR検査を受けろと言われた。 職場に迷惑をかけたくないから会食を辞退するといったら、しなくていいことになった。 検査をしていない無症候の人からの感染や空気感染もかなりあるはずだから、いい加減、感染者を強制的に外に出さない、濃厚接触者まで同じ扱いというのをやめてほしい。 死者が増えたと騒いでいるが、性質の悪い風邪なら要介護5の人が入る施設で流行ったら何人も命を落とす。しかし介護者たちはうつってもまず大事にいたらない。 まったく風邪と同じ構造なのに、感染者が増えたと煽り医者や煽りコメンテーターが騒ぐ。 重症者の数をみるとインフルエンザどころか、風邪より軽い。 想像してほしいが、風邪の感染者が検査でわかるようになったとしよう。そして症状がなくても検査で陽性になったら仕事も休み、そばにいる人も何日間か自宅待機になって社会が回るのだろうか? 現実に感染者が出たせいで止まる鉄道会社もあったという話だ。 症状のない風邪の患者を無理やり検査で病人に仕立て上げ、社会に参加させず、そばにいる人まで社会に参加させないということは、いい加減やめてほしい。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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