第２７３回「時代は進んでいるのです」

小学校５年生のころ、うちでは保険の満期金で まとまったお金が入ったので、何か、高額な物を 買おうと家族会議みたいなものがあったのですが、 母親の独裁的な決定で、なんとピアノが購入されたのです。 でも、ピアノとか弾ける人がいない、という喜劇的な 状況で、なんと、小学生の僕に白羽の矢が立てられて、 本人の意向とか表明する余地もなく、無理やり、 ピアノの先生のところに通わせられることになったのです。 小学５年生といえば遊びたい盛り。 だけど、このピアノの練習というのが、つまらないこと おびただしい。まず、バイエルとかいう初期の練習曲集 というのが、つまらない曲ばかりで、もうこれは 一種の拷問だったのですよね。 なぜ、こんなつまらない曲集がピアノ練習の入門書に なっているのか、全く理解に苦しみますが、 まあ大体、ピアノを習得しようと思えば、誰もが、 この練習曲集から入るのが掟なのです。 で、僕は、全く練習に身が入らず、とうとうピアノを 放棄してしまいました。今となって思えば、 辛抱して、ピアノを物にしておけば、今頃、 ピアノのあるバーとかで、ぽろろんと弾いてみせて、 女の子を口説けたんじゃないか、と後悔してますけどね。 今の音大、芸術大学とか音楽関係の学校でも、 ピアノをはじめとした楽器の演奏技術が主要な課目に なっているみたいですけどね、でもね、今は、 作曲用のソフトとかなんかが出来上がっていて、 楽器の練習なんか、なんにもしなくても、作曲が できるようになってるし、演奏だって、歌唱だって、 自動でしてくれるようになったのですよ。 別に、楽器なんかできなくてもＯＫなんですよね。 このソフトの発達は、他にも影響がありますよ。 たとえば語学。日本人は英語が苦手で、何年学んでも 英会話ができるようにならなくて、外国人に笑われて いるのですが、今は、高性能な翻訳ソフト、翻訳器が 開発されていて、語学の勉強なんかしなくても大丈夫な 世の中になりつつあるのです。それじゃあ、今まで、 一生懸命時間をかけて勉強してきた、この時間は なんだったんだ、って話です。 でもまあ、これって、文化文明の発達の恩恵、 って奴なんでしょうね。 いいことなんじゃないか、って思うのです。 これから、皆、どんな世界を創っていくのでしょうか？ 本当に楽しみです。 では今回も、セミナーの方、はじめましょうね。 １】女の子の取り扱いセミナー第２７３回 「性器の相性」 極論させていただければ、多くの人の場合、