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【痛くない死に方 2022年第31号】 イタリアで初の安楽死。日本も自殺出来ない人だけに認めては?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2022/08/05
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2022年 第 31号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。台湾問題に胸を痛めています。 一体、ペロシさんは何が目的でこんなきわどいタイミングで訪台したの でしょうか。台湾事情に詳しい人に聞いたところ、ウクライナに売ろう としていた武器を売りに行ったのでは…という事を話していました。 あと、半導体ビジネスも。 真偽のほどはわかりませんが、アメリカが小国(アメリカにしてみれば どこも小国でしょうけれど)、特に島国を訪れるときは、必ずや、何か を「売りつけ」に来ていることだけは、昔も今も変わらないですよね。 グローバリズム社会などと聞こえのいいことを言いますが、結局のとこ ろ、大国のいう外交など、「売る側」と「買わされる側」のパワーゲーム の言い換えに過ぎないでしょう。 2018年のG7。その直前に行われた、安倍首相とトランプ会談のこと を覚えている人はいますか?トランプ大統領がそのときの共同記者会見で、 「日本は莫大な金額にのぼる、軍用ジェットやボーイングの旅客機、それに 様々な農産物など、あらゆる物を追加購入する、とアベが俺に言ったぜ!」 と嬉しそうに語ったことを。あの時、ずいぶん安倍さんもメディアから批判 された記憶があります。安倍さんは、自国で防衛関連企業を発展させて、 メイド・イン・ジャパンの兵器の輸出解禁に向けて頑張っている矢先の出来事 でした。しかし、我が国は海外へと売り込むノウハウを持っていない……。 これってなんだか、薬の話と相似形に見えるのは僕だけでしょうか。 武器と製薬。この二つが、アメリカにとっては、もっとも売りたい商品です。 そして日本は、日米同盟という「絆」を繋ぎとめておくために、アメリカの 親分が、おい、この武器と薬を買ってくれるよな? 兄弟。といえば、 「はい、親分喜んで! 」と買っちゃうわけです。 「もういらないです」と言えないメンタリティ。 だから、メイド・イン・ジャパンはずーっと世界の主流になれない。 日本が、自前で航空機を作る技術を失ったのも、戦後アメリカが、飛行機を 作ることを禁止したからです。三菱MRJさえも、結局失敗に終わりました。 技術を奪われるということは、何十年、百年単位で国に影響を与えます。 過去を振り返れば、日本の子供たちが「パン給食」主体となったのも、戦後 まもない時期に、アメリカが大量の小麦粉を余らせて、「そうだ!敗戦国、 日本の子供たちに食べさせれば、日本は未来永劫、小麦を買ってくれる であろう」と、給食からパン食に変えさせたのが実態です。 今、後期高齢者の人であれば、子ども時代に「キッチンカー」なるもの が街にあらわれて、パンを子どもたちに配って歩いたことを覚えている のではないでしょうか? あれはすべてアメリカの指示で行ったことです。 ふわふわで口あたりのいいパンを、それはそれは子どもたちはよろこび ました。しかし、そこからパン食が主体となって、自ずと油脂の多い食事

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  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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