【渡辺勝幸4343号】君子の本性

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン 　　第4343号　令和4年8月5日（金）発行 　　発行部数　11,537 部 【君子の本性】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【君子の本性】 第二十一章 本章は、孟子は 「広土衆民は、君子これを欲す。 　楽しむ所は存せず。 　天下に中して立ち、四海の民を定むるは、君子これを楽しむ。 　性とする所は存せず」、 土地が広く民衆が多い国は、 自分の志を実現するところとして 君子の欲するものでありますが、 楽しむことは、そこにはありません。 天下の中央に立って王を輔佐し、 四海の民を平安にすることは君子の楽しむところですが、 君子が本性とするところはそこにはありません、 と述べて、 「欲する所」 「楽しむ所」 「性とする所」 と、一層を進めるごとに君子の本質に深く迫っており、 上章の君子の「楽しみ」をうけて、 ついにその結論を、 人の本性たる仁・義・礼・智においています。 そして、君子の性とするところは 「大に行はると雖も加へず、窮居すと雖ども損せず」、