◇────────────────────────────────────────◇
気象予報士 荒木真理子の
『風の声を聴く』
◇───────────────────────────────────2022.8.7号◇
今年もまた前線による記録的な大雨で甚大な被害が出てしまいました。
東北や北陸を中心に猛烈な雨が断続的に降り、土砂崩れや川の氾濫が相次ぎました。
東北北部でも梅雨が明けたタイミングの8月に、なぜ、記録的な大雨になったのでしょうか。振り返っていきます。
==== 目次 ~2022.8.7~ ================================
◆できごと【7月17日(日)~8月6日(土)】
◆解析のポイント『線状降水帯と大雨特別警報』
◆旬のキーワード『羽越豪雨』
◆今後の見通し・編集後記
===============================================
◆できごと【7月17日(日)~8月6日(土)】 ────────────────────────
7月17日日曜日、上空の寒気と湿った空気の影響で広く大気の状態が不安定に。関東内陸部で雨雲が発達し、埼玉・鴻巣では1時間に51.5mmの非常に激しい雨を観測。深谷市ではダウンバーストとみられる突風被害が発生しました。
18日月曜日、九州に前線がのび、湿った空気の影響で壱岐対馬で雨雲が発達。線状降水帯が発生し、顕著な大雨に関する情報が出されました。
19日火曜日には、低気圧が日本海に進み、前線が西・東日本を通過。広く雨が降り、福岡・佐賀・大分で線状降水帯が発生しました。
20日水曜日、前線は引き続き九州南部に停滞。鹿児島県内では日降水量が200mmを超えたところもありました。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)