こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです。
8月と言えば終戦の月なので、今回は戦中戦後間もない頃を生きてこられた方の年金について見ていこうと思います。
前回は厚生年金の経緯などを取り上げましたが、そういう面を考えつつ事例を考えていきます。
ーーーーーー
1.厚生年金期間が20年以上必要なのに、15年以上あれば貰えるようにしていた。
ーーーーーー
〇昭和24年8月1日生まれのA男さんは現在は73歳です。
・1度マスターしてしまうと超便利!(令和4年版)何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法。
https://ameblo.jp/mattsu47/entry-12719286156.html
・絶対マスターしておきたい年金加入月数の数え方。
https://ameblo.jp/mattsu47/entry-12649134483.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=7cd95ce704ad47c5b63603dfd93ac9f2
1日生まれなので7月31日が年齢到達日の為、誕生月は7月となります。
20歳到達月となる昭和44年7月から昭和45年6月までの12ヶ月間厚生年金に加入しました。
この間の平均給与は22万円とします。
昭和45年7月から平成3年6月までの252ヶ月間は未納でした。
平成3年7月から平成20年6月までの204ヶ月間は厚生年金に加入します。
なお、平成3年7月から平成15年3月までの141ヶ月間の平均給与は40万円とし、平成15年4月から平成20年6月までの63ヶ月間の平均給与は45万円とします。
平成20年7月から平成21年6月までの12ヶ月間は国民年金保険料を支払いました。
A男さんの年齢のみを見ると60歳到達する平成21年7月31日に厚生年金の受給権が発生するので平成21年6月までの記録を用いて、受給権発生の翌月8月分から年金が発生します。
なお、平成21年当時はまだ全体の年金記録で25年以上が無いと年金の貰えませんでした(平成29年8月1日からは10年で年金受給可能になりました)。
A男さんは60歳からちゃんと年金を貰えていたでしょうか。
ーーーーーーー
(解説)
まず、A男さんの全体の年金記録を見てみると、厚生年金期間が216ヶ月と国年が12ヶ月の228ヶ月のみです。
当時に必要な25年以上(300ヶ月以上)には到達していません。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)