■オンラインで激的に成功する人、失敗する人
オンライン対応が上手にできるようになれば、仕事やプライベート
も、ストレスなくうまくいくようになり、もっと成績を上げられる、
そんな風に思う人がいるはずだ。
オンラインが得意になるのは簡単だ。誰でもできるちょっとしたコ
ツを知っておけばいいのだ。たとえば、押さえるべきポイントは次
のようなものだ。
まず、画面に映るものが、すべてということだ。自分も相手も、パ
ソコンやスマートフォンの小さな画面に映る情報だけを頼りに、相
手の真意や気持ちを判断する必要がある。
オンラインでは、直接対面するより、見える範囲が狭く、微妙な表
情も読み取りにくい、といった問題がある。そこをうまく解消でき
るかどうかが、コミュニケーションの成否を分ける。
オンラインで打ち合わせやセミナー、セールスなどのビジネスをす
る場合、限られた視覚情報でいかに相手に信頼してもらい、理解し
てもらうかが勝負だ。
★
音に関しても、マイクを通した音がすべてであることだ。オンライ
ンコミュニケーションで最大のストレスとなるのは聴覚情報の不具
合だ。
通信環境やカメラが不安定で画像が乱れる視覚の不具合もストレス
だ。しかし、それ以上に音が聞き取れないことはストレスだ。会話
そのものが成立しないからだ。
マイクから離れると声が聞き取りづらくなること、同時に発言しに
くいこと、相手の会話を遮りにくいため雑談や突っ込みを入れにく
いこと、音声が届くまでに時差がある場合があることを知るべきだ。
自分がどう映っているか、視覚については自分の画面でもチェック
できる。だが、音声は相手にどう聞こえているのか、自分だけでは
知ることができない。
事前に職場の人や家族など誰かと実際につないでみて、きちんと相
手側に聞こえているかテストすることだ。こうした、ちょっとした
コツが大きな差を生むのだ。
★
オンラインでは通信環境がすべてだ。パソコンやスマホ、ルーター
やカメラの性能、契約しているWiFiの通信速度や回線の安定性、
雑音が入らず、電波もきちんと届く場所であること、
また、適度な明るさのある場所であること」などだ。こうした環境
を変えるだけでも、画面を通じて相手に与える印象は、格段に上が
るものだ。特に、Wi-Fiの通信速度は重要だ。
進行役は、通信環境の悪い人は、映像が止まって会議の進行に支障
が出るだろうと思うと当てづらい。ビジネスや就職活動の場では、
このほんのちょっとの印象の差が、命運を分ける。
逆に、いざ自分が発言する時、映像や音声が止まってしまったら、
意見を満足に伝えることもできない。オンライン商談の最中にそん
なことになれば、成約を取り逃がしてしまう可能性もあるわけだ。
★
次のようなルールを設けるべきだ。画面はオンで、表示名には自分
の名前を入れる、挙手する時は、カメラの前に手を近づけるか挙手
マークを押す、
他にも、YESやOKの時は、頭の上で丸を、NOやNGなら胸の前で
バツを作る、うなずくときは上下に大きくなどだ。最初にこうした
ルールを説明し、参加者全員に練習してもらう時間を設けている。
手の挙げ方などというと小学生に向けのようだが、実際にオンライ
ン会議やセミナーをやると、人によって常識や癖がかなり違うこと
がわかる。
だから、自分がファシリテーターになったら、事前にルールにして
説明し、参加者に共通認識を持ってもらうことだ。これこそがスム
ーズなオンライン会議やセミナーにするコツなのだ。
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