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第228回 暗号通貨の先週の動き、遺言と遺産相続のブロックチェーン その1
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▼今回の記事
今回も、「テレグラム」や「ツイッター」で個人投資家が注目するアカウントで話題になっている動向を紹介する。
次にメインテーマとして、遺言と遺産相続におけるブロックチェーンの適用とその概要を紹介する。今回はその1である。
▼相対的に安定しているビットコインの相場
今週も先週に引き続き、ビットコインを中心とした暗号通貨の相場はかなり安定的に推移している。ビットコインの相場は310万円台という狭い範囲で変動し、大きな値動きはない。8月8日現在では、315万円で取引されている。
このような安定的な相場を反映して、先週から今週にかけては先週同様、比較的に楽観的な予想がSNSでは注目されていた。
●「ブルームバーグ」の予想
なかでも注目されていたのは、大手経済紙「ブルームバーグ」の著名なアナリストの強気の予測だ。
「ブルームバーグ・インテリジェンス」のシニア・コモディティ・ストラテジスト、マイク・マクグローンによると、ビットコインは現在、大幅なディスカウントで取引されているとのことだ。
マクグローンは、時価総額で最も価値のあるビットコインが6月以降、2万5000ドル以下(約337万円)に留まっていることから、このように評価した。そのひとつの根拠としたのは、彼が注目するテクニカル分析である。ビットコインのベンチマークは、7月に対100週移動平均で過去最低を記録した。この状況は、永続的な強気市場の中の極端な割引であるとしている。
そして、ビットコインが永続的な強気市場であるのは、ビットコインは金のようなグローバルなデジタル資産になるための道を順調に進んおり、このトレンドは逆転しそうもないからだという。またイーサリアムは、最も広く取引されるドルのようなトークンになる可能性があるとしている。
これとほぼ同じような見通しは暗号ソフトウェア会社、「Tacen」の共同設立者兼最高製品責任者のバド・ホワイトも述べている。ホワイトは、ビットコインは「信じられないほど売られすぎ」と指摘。近い将来急激な相場の上昇もあり得るとして、安いいまが買い時だとした。
●改善するセンチメント
こうした強きの予想を反映するように、ビットコインのセンチメントも大幅に改善していることが明らかになった。
データ分析会社、「Alternative.me」が提供する指数、「Crypto Fear & Greed Index」によると、投資家のマインドはここ数週間、着実に強くなってきているという。
この指数は、「極端な恐怖(Extreme Fear)」の0から「極端な貪欲(Extreme Greed)」の100の間で推移する指数だ。現在は31で、まだ「恐怖」を示す数値となっている。
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