▼▽▼ Vol.404
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佐高信の筆刀両断~異次元の阿呆の黒田東彦~
2022/8/12
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◆目次
1・筆刀両断 異次元の阿呆の黒田東彦
2・会えなかった人(30) 向田邦子は長女なり
3・雑記
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1・筆刀両断 異次元の阿呆の黒田東彦
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『創』の9月号で日銀総裁の黒田東彦をバッサリと斬った。
<火事を消すのが役目の消防のトップが、
「国民に火事に耐える力が出てきた」などと発言したら、即座にクビだろう。
しかし、これと同じことを言った日銀総裁の黒田はまだその椅子にとどまっている。
中央銀行である日銀は「物価の番人」なのに、いまや「株価の番人」となってしまった。
そして、それをほとんどの国民がおかしいと思わない。>
これが書き出しだが、まともなお笑い芸人の大川興業総裁、大川豊は
日銀に「口座をつくりたい」と電話をしたことがあるという。
しかし、「普通の預金者に対して受付業務はやっていません」と断られた。
わかっていてやったのだと思うが、日銀に電話してしまう大川が私は好きである。
彼と『MEN’S CLUB』というファッション雑誌で対談したのは1998年4月号だった。
『金なら返せん!』(ぴあ)という痛快な本も書いている大川は、
巧まずして日本の金融界のおかしさを笑殺した。
「あの、いつも思うんですけど、なんでこっちが銀行に頭をさげなきゃならないんですかね?
本当は、貸す方が、借りる方に頭下げるべきだと思う。
だって、利子で儲けさせてやるんだから」
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