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2022年8月10日:日本の近未来への危惧と希望
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「時代」が音を立て変転しています。生涯で最高レベルです。唖然とします。時代は、ついにここまで来たかという感想。
【金融と金融商品】
8月15日から9月は、金融と金融商品に、マイナスの変化があることが多い時期です。リーマン危機も8月から9月でした。
ファンド・マネジャーの多くが、夏休みに入る時期を狙って、先物やオプションで仕掛ける勢力があるからです。米欧では、長期の夏休みをとる習慣です。9月が新年度であり、8月にマネー運用の、1年の基本方針が、決定されることも多い。
1)金融は、金融機関ではない。ファイナンス(マネーの調達と返済)です。会計は、過去のマネーの、制度的な集計です。ファイナンスは利益を出すことが目的の、未来のマネーです。
2)ファイナンの対象である金融商品は、株、債券(国債、社債、住宅証券)、金やエネルギーのコモディティ指数、FX(外為)、デリバティブなど、巨大で幅広い。個別株と平均指数がありますが、当方が書く対象にするものは、ほとんどの場合、指数です。
個別株について書くには、個別企業の、純益予想が必要です。
【大口投資家の巨大赤字】
9月は、機関投資家やファンドが、「含み利益がある金融商品の、益出し(利益確定売り)」を迫られる、第三四半期の決算です。
1)世界最大級の機関投資家、バークシャー・ハサウェイ(著名なウォーレン・バフェット)は、438億ドル(5.9兆円)の、純損失を出しています(22年6月)。
バフェットのコメントは、FRBのパウエル議長以上の重みで、米国投資家の方向を変えます。
2)日本の最大の投資家といえるソフトバンクは、中国IT株の含み損で、3.2兆円の赤字を出しています。2022年は2期連続の赤字であり6か月の合計赤字が5.3兆円と日本史上最大です。
中国では、ゼロコロナのため経済が減速し、株価と不動産バブルも、同時に崩壊に向かっています。中国では株よりも不動産が下がったとき、金融危機が起こります。
当然、資金が足りなくなるので、アリババの株を、買い戻し特約をつけた担保にして1兆円借りたという。
3)6000本から8000本とわれるヘッジファンド(レバレッジかけた運用で推計2000兆円)では、HFR(ヘッジファンド・リサーチ)が、期間運用益の集計を出しています。
◎2022年の年初来の7か月では、いろんな運用方法をとっても80%くらいのヘッジファンドが、-3%から-13%くらいの赤字です。ヘッジファンドにマネー運用を預託した個人投資家、機関投資家が総平均では8%くらいの損をしています。
今年の8月、9月は、どうか。これを判断するには、2022年の金融商品の価格を決めた要因に、昨年度までと違う、どういった性格があるか。このマクロ的な性質を、見極める必要があるでしょう。
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