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<Vol.1259:正刊:膿を出すように非道くなってきた
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2022年8月10日:日本の近未来への危惧と希望
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「時代」が音を立て変転しています。生涯で最高レベルです。唖然と
します。時代は、ついにここまで来たかという感想。
【金融と金融商品】
8月15日から9月は、金融と金融商品に、マイナスの変化があることが多
い時期です。リーマン危機も8月から9月でした。
ファンド・マネジャーの多くが、夏休みに入る時期を狙って、先物やオ
プションで仕掛ける勢力があるからです。米欧では、長期の夏休みを
とる習慣です。9月が新年度であり、8月にマネー運用の、1年の基本方
針が、決定されることも多い。
1)金融は、金融機関ではない。ファイナンス(マネーの調達と返済)です。
会計は、過去のマネーの、制度的な集計です。ファイナンスは利益を
出すことが目的の、未来のマネーです。
2)ファイナンの対象である金融商品は、株、債券(国債、社債、住宅証券)、
金やエネルギーのコモディティ指数、FX(外為)、デリバティブなど、巨
大で幅広い。個別株と平均指数がありますが、当方が書く対象にするも
のは、ほとんどの場合、指数です。
個別株について書くには、個別企業の、純益予想が必要です。
【大口投資家の巨大赤字】
9月は、機関投資家やファンドが、「含み利益がある金融商品の、益出し
(利益確定売り)」を迫られる、第三四半期の決算です。
1)世界最大級の機関投資家、バークシャー・ハサウェイ(著名なウォー
レン・バフェット)は、438億ドル(5.9兆円)の、純損失を出しています
(22年6月)。
バフェットのコメントは、FRBのパウエル議長以上の重みで、米国投
資家の方向を変えます。
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