▼第49号
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2022/8/12
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ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.049
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インデックス
【「ブラック企業」問題のその後
~理想的労使関係の構築に必要なヒントを探して~】
【2022 上半期トレンドキーワード「働き方」領域解説】
【近況・告知】
【Q&A】
【本メルマガに関する免責事項】
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【「ブラック企業」問題のその後
~理想的労使関係の構築に必要なヒントを探して~】
人材マネジメントにまつわる世界連盟の日本組織、「日本人材マネジメント協会」
よりご依頼を頂き、情報誌「Insights」のインタビューに回答した。
テーマは「ブラック企業問題のその後」。「ブラック企業」という言葉は現在では人々
に広くに認知され、企業のみならず多くの組織や社会で議論されるようになった。
そもそも「ブラック企業」とは、2000年代後半に、IT企業で働く若者たちの間で、
自社の過酷な就労環境について自虐的に表現することで流布したネット・スラング
であった。現在でも明確な定義はなく、イメージだけが独り歩きしている傾向が
あることも事実だ。
一般的には長時間(過重)労働や過酷なノルマ、パワーハラスメント等が組織内で
横行し、違法とも言えるような就労環境が蔓延している状態を指す。全体的な傾向
としては、流通・小売業界、飲食業界、介護業界、IT業界など、主に労働集約型の
サービス業に散見される。また大手飲食業界では、従業員の「使い潰し」が多い
原因として、同産業務内容を極度にマニュアル化することにより、比較的単純な
業務に低賃金で長時間従事させることが経営上合理的だからと言われている。
しかし、実態はどうなのだろうか。メンバーシップ型に代表される日本型雇用や
テレワークという就労環境の変化と「ブラック企業」問題はどのような関係にある
のだろうか。そんな数々の疑問を、日本人材マネジメント協会執行役員であり、
「Insights」編集部会統括の岡田英之氏にインタビューして頂いた。
岡田氏:本日は、働き方改革総合研究所株式会社の代表取締役で、ブラック企業
アナリストとしても活躍されている新田龍さんにお越しいただきました。それでは
新田さん、これまでも何回かご登壇いただいていますが、改めて近況報告を中心に
自己紹介をお願いできますでしょうか?
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