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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年8月13日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  岸田内閣の改造が行われた。しかし、予想通りというべきか、全体的に「つまらない」。    そもそも、岸田首相自身をはじめ、安倍晋三、菅前首相が自民党議員となったのは1990年初頭。そのころから、自民党にまともな政治家はいなかった。  そういう意味で、今後も自民党の長期的な低落は止まらないだろう。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- メジャーリーグ エンゼルス・大谷選手のトレード問題で考える 誰のためにトレードがあるのか 問題はフリーエージェントでも 問われる選手の権利意識 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  去就問題が注目を集めたエンゼルスの大谷翔平選手(28)のシーズン途中のトレードの可能性が、2日(日本時間3日)をもって、事実上、消滅した。  MLBネットワークのジョン・モロシ記者は、  「メジャーの複数球団がエンゼルスにトレード交渉を持ちかけているが、エンゼルス側は8月2日(同3日)の今季トレード期限前に移籍させる考えはない。」(奥田秀樹、(1)8月6日) とツイートする。  エンゼルスのオーナーは、広告業で成功したメキシコ系のモレノ氏。ただ、エンゼルスは2002年に球団初のワールドシリーズ優勝に輝くも、翌2003年にモレノ氏が球団を買収して以降、世界一には届いていない。  しかも、エンゼルスは大谷以外にも、現在のメジャーリーグおいて知名度ナンバー1ともいわれるトラウトをはじめ、過去にもプホルス(現在はカージナルスに所属)といった大型の選手の補強も行ってきたものの、チームの勝利には結びついていないのが現状だ。  また、オーナーの経営方針自体、勝つための投資というよりも集客やビジネス面に注視しているとも。実際に大谷が球場広告など莫大なスポンサー収入が見込めるために、放出には難色を示しているという。   目次 ・トレードとは ・トレード 日米の違い ・問題はFA制度にも 求められる選手の“権利意識“の向上 ・トレードとは  スポーツにおいてトレードとはチーム間同士で選手を交換、あるいは選手と金銭で交換することをいう(2)。選手と金銭とが交換される場合は、「金銭トレード」という。  トレードは、基本的にトレードを実施するチーム同士が合意にいたれば実施され、そこに選手の意思が入り込む余地はない。スター選手が関係するトレードは「大型トレード」と呼ばれる。  またメジャーリーグなどの場合、選手の実績や将来性によっては、1人対1人のトレードではく、1人対3人など複数の選手とのトレードが行われることもある。  プロ野球やメジャーリーグに限らず、基本的に選手のトレードが行われる理由は、選手の”飼い殺し”防ぐためだ。  野球に限らず、アメリカのスポーツは、「チーム力の平等」を徹底させるために選手を「ドラフト」を介在させることにより入団させる。  ただ、このドラフトによる選抜は、前シーズンの成績が低い順番により、選抜することが大原則。つまり、優秀な選手ほど、低迷したチームに入団する。  この段階で選手の自由意思が介在しないため、のちのアメリカのプロスポーツでは、選手の権利向上のためにFA(フリーエージェント」という制度が誕生。  同様にトレードも優秀な選手が、しかしそのチームでなかなか出番がないなどいった飼い殺しを防ぐための制度でもある。 ・トレード 日米の違い

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  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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