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日本が今、滅びの途上にある根本的な原因は、「平和主義」と「反成長」である。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
先月のメルマガ記事の『日本が滅び去る、という事を、久々に訪れた余所の国でじっくり考えてみました』にて、日本が滅び去ることについてお話差し上げました。 https://foomii.com/00178/2022072513434297363 筆者はこれまで日本をダメにした思想として、緊縮主義(財務省がカネを使おうとはしない、政府における質素倹約主義)や新自由主義(政府の公的な仕事を、民間に自由にやっていってもらいましょう、という自由放任主義)を主たるターゲットとして批判してきました。 ですが、実は、そうした緊縮や新自由主義の「背後」にある「より深い原因」として上げられるのは、「平和主義」と「反成長」の二つである……と考えています。 今日はなぜ、その二つがより、根源的な原因となっているのかについて、お話ししたいと思います。 そもそも「平和主義」とは、本来ならば平和を求める精神であり、平和のために軍事力の増強が必要とあらば、軍事力増強を進めんとするものであり、それこそが、「真の平和主義」というべきものです。 言う迄もありませんが、筆者は自分自身はこういう意味における「真の平和主義」に強く賛同しています。 しかし、日本に蔓延っているのは、そんなものではなく、朝日新聞等に象徴されるいわゆる「サヨク」と呼ばれる人々が好む、もっと軽薄な平和主義です。 ただただ、「平和なのが良い、平和なのが良い」と繰り返すだけの幼稚で愚かな感情的代物です。 筆者は、こうした幼稚な平和主義を徹底的に批判すべきであると考えています。なぜなら、こうした軽薄な平和主義は、真の平和主義の巨大な障害となるからです。 つまり、こういう軽薄な平和主義はかえって、平和を乱し戦争を助長するものとなるからです。

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