『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」8月15日
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2022年8月15日号
●赤羽雄二の視点:変化を加速させる●今週の相談
・誰に対してもアクティブリスニングを全部していると時間的にも精神的にも追い込まれ、辛いです。
・人に相談したことがありません。相談などされるのは嫌だろうと思って、いつも自分で抱えていました。このままでいいのでしょうか。
・上司の上司から相談されました。どう対処すればいいでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:変化を加速させる
PDCAを何度も回す
いったん起きた変化をうまく立ち上げていくためには、PDCAを何度も回していく必要があります。PDCAというのは、Plan(計画する)、Do(実行する)、Check(確認する)、Action(修正する)、という4つのステップで、改善するための1サイクルになります。
それを何度も何度も回すことで、一度起きた変化をさらに加速していくことができます。
例えば、会議のファシリテーション力を上げるために、商品企画リーダーへの着任をきっかけに、担当する新事業の商品企画会議を今までの自分と違うやり方で進めてみることにします。
第1回商品企画会議
Plan: 会議活性化のため、会議の議題を事前に決めて周知徹底すること、資料は遅くても前日朝までに送ること、また、いつも発言しない人を指名して意見を引き出すこと、などの方針を決めます。
Do: 議題の決定と通知、資料の送付、発言指名など、新方針を徹底し、会議の活性化を進めます。新しいやり方なのでちょっと戸惑うこともありますが、まずは1回やってみます。
Check: 新しい方針が効果的だったか、参加者の事前準備状況、理解度、発言回数、発言分布などをチェックして確認します。発言数は増えたものの、発言することがかたよっている点は改善できなかったことがわかりました。参加意識を高める必要も強いと判断しました。
Action: 発言してくれなかった人、少なかった人には会議後に別途お会いして、うまく参加できないボトルネックを把握しながら解消していきます。また、説明不足などで反感を持っていたり、自分に対して何らかの不満を持っていたりすることもあるので、個別に会ってわだかまりを軽減しておきます。
第2回商品化検討会議
Plan: 事前に送る資料には、重要な論点、確認すべきことを4、5点わかりやすく整理して、表書きとして添付することにします。どうしても発言しそうにない人2,3名への事前説明の時間を前日までに取ることを決めました。
Do: 論点を整理しまとめた資料を何とか前日夕方までに送付することができました。また、事前説明も2名の時間を何とか押さえることができ、何が問題で発言できなかったのかを把握できました。会議の場では、わだかまりを軽減できた相手を意図的に指名して、最初から巻きこんでいくことができました。
Check: 新しい方針が効果的だったか、参加者の事前準備状況、理解度、発言回数、発言分布などをチェックして確認します。また、誰が何回発言したかをチェックするだけではなく、誰が誰に対して発言しているのか、お互いの関係がどうか、をきちんと把握することで、会議の活性化度、チームワーク度を確認します。
Action: 事前準備、巻きこみなどはかなり改善できたことが確認できましたが、会議を本当の意味で活性化させるため、会議後のフォロー、進捗確認をより確実に実行することにしました。
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