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貞子第二メルマガ:パウエルFRBは力尽くで「市場の楽観論」を蹴散らす??

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/08/16
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株式強気派の「楽観論」の理論的な支柱は、「インフレ・ピークア ウト論」です。 それは、「アメリカでは、景気が大きく減速する中でガソリンを始 めとするエネルギー価格が大幅に下落、4-6月期に高インフレ はピークを打った。高インフレはその後低下してゆく」ので、「パ ウエルFRBの利上げスピードも今後は減速してゆくだろう」「ア メリカ経済はソフトランディングできるかも知れない」というも のです。 こういった「間違った楽観論」に支えられて、8月に入ってもア メリカ株式市場は上昇を続けています。 8月第一週は、連銀関係者たちがこういった「間違った市場の楽 観論」に警戒感を強めます。彼らは入れ替わり立ち替わり「高イン フレはまだまだ続く」「政策金利の引き上げはまだまだ続く」と、 強く市場を牽制し続けました。それでも、内外の株式市場はなか なか崩れようとはしません。 8月10日発表の「アメリカの7月の消費者物価指数」では、コア PCIでは高インフレは高止まりしていましたが、総合のほうは高 インフレは一旦ピークを打ったかのような動きが再び見られまし た。 この統計発表を境に、内外の株式市場は再び大きく上げています。 そこで、8月のアメリカの市場では驚くべき現象が定着し始めて います。 すなわち、長期金利が近い将来の景気後退入りをあまりにも警戒 しすぎて、あるいは債券市場までもが「インフレ・ピークアウト 論」をあまりに信じ込み過ぎて、長期金利が低下し過ぎて しまっています。 これでは、「FRBがインフレ退治のために金融を引き締めて」も、 「金利市場では金融引き締めが全く起きないで、それどころか金 融緩和的になってしまっている」という驚くべき状態が巻き起き てしまっていまるのです。 これでは、いつまで経っても高インフレは収まりそうもありませ ん。 近いうちに、パウエルFRBは「市場の楽観論」を力尽くで蹴散ら さなければならなくなるでしょう。 8月下旬は、恒例の「ジャクソンホールでのパウエル議長の講演」 が控えています。 9月・10月は暴落が起きやすい時期です。

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