●プーチンは世界の石油市場を支配している
経済制裁が発動された当初、ロシアの通貨であるルーブルは
大幅に下落しました。
それまで1ドル=80ルーブルほどの相場だったので、経済
制裁発動後の3月7日には1ドル=150ルーブルにまで価
値を下げたのです。
ルーブルの価値は約半分になったわけです。
が、ルーブルの為替相場はすぐに持ち直し、4月の半ばには
ほぼ制裁前の水準に戻りました。
その大きな理由はロシア経済が意外に盤石だからです。
ロシアは莫大な天然資源があり、広大な農地もあります。
それは国内の需要を満たすだけではなく、世界中に輸出され、
世界経済の一翼を担っています。
もし経済制裁を受けても、最悪自給自足ができる国なのです。
日本などは経済制裁を受ければ資源不足のためにすぐに干上
がってしまいますが、ロシアはそういうことはないのです。
ロシアはGDPの規模からいえば世界で11位であり、韓国より
も下です。
が、GDPでは計れない国の地力の強さを持っているのです。
というより、ロシアは世界の石油市場を支配しているといっ
てもいいほどの影響力を持っているのです。
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