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統一教会の名称変更を押し返した前川喜平氏が批判される理不尽

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2022.08.18                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------    統一教会の名称変更を押し返した前川喜平氏が批判される理不尽        ---------------------------------------------------------------------- 元文科事務次官、前川喜平氏は文化庁宗務課長だった1997年、名称変更をしよ うとした統一教会を説得し、申請を諦めさせた。霊感商法など悪しき実態は同 じなのに名前だけ変わることを阻止したかったからだ。 ところが、2015年になって文科省が方針を転換して名称変更を認め、統一教会 は晴れて世界平和統一家庭連合と名乗ることになった。当時、文科省事務方ナ ンバー2の座にあった前川氏が反対したにもかかわらず、文科省はそれまでの 姿勢を変えたのである。 以後、教会とその関連団体は選挙活動などを通じて急速に日本政界に食い込み、 政治家を広告塔として利用し、勢力を拡大した。もし、名称変更を許さず、教 会の活動を抑え込むことに成功していたら、安倍元首相襲撃事件は起こらなか ったかもしれない。 前川氏が統一教会の名称変更に待ったをかけたのは、公共の福祉を守る観点か らも、当然のことだった。それなのに、このところ前川氏に対する批判の声が 識者の一部から湧き上がっている。どうしたことだろう。

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