ゼロコロナだけでない中国経済の危機
「中国景気ショック」
中国国家統計局が15日に公表した7月の景気指標が軒並み悪化して、世界の市場に再び「中国ショック」を引き起こしました。ニューヨーク原油(WTI)先物は巨大市場である中国需要の減退を懸念して一時5%も下げました。コロナ規制が主因とされる4-6月期の景気悪化に続いて7月も弱い指標が出て、中国国内のエコノミストの間に、景気後退の兆しとの見方も出ています。
今年4-6月の中国GDPは、上海や北京など大都市でのコロナ感染抑制策、つまり大規模なロックダウンもあって、前年比0.4%と辛うじてプラスを確保しましたが、前期比では年率10%を超える大幅マイナス成長となりました。当局は6月以降、規制緩和により景気は回復していると言っていましたが、7月指標が軒並み悪化したところを見ると、コロナ以外にも景気圧迫要因がありそうです。
「ゼロコロナだけではない」
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